参議院選で開票立会人をやってみた
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またまた、すごい久し振りの更新。
参院選が終わった。
この日のために、色々動いてきた。
月1回、小田原駅前で「さよなら原発小田原アクション」を開いてきた。
安倍芳裕さんの講演会も、『モンサントの不自然な食べもの』上映会&安田美絵さん講演会も主催した。
でも、肝心の選挙期間中にぼーっとしてしまった。
何かやるたびに、起こるいわば内紛のようなもの(?)、同じことを目指しているはずなのに、やり方を批判され、壁を作られるようなことが続き、なんか疲れてぼんやりしてしまったのかもしれない。
どの立候補者に対しても具体的な手伝いをしないうちに終わってしまった。
ただ、三宅洋平氏を見つけ、YouTubeでファウンディングパーティーや選挙フェスの映像を見て泣き、実際に横浜と渋谷に行って、また泣いた。
選挙結果は無残で、ある人のツイート、「今日を以って「戦後」が終わり、本日を以って「戦前」となりました。」という言葉に、激しく同意してしまうけれど、でも、山本太郎氏と三宅洋平氏が、希望の種をくれたから、大丈夫。
丁度選挙期間中にTwitterで流れてきた、OSHO(私の若き日の心の師)の言葉が真実味を帯びている気がする。
アメリカの世界支配が造りあげてきた物質的な貪欲と暴力から人類を解き放つ唯一の希望を日本が担うだろう。日本は、世界を平和と繁栄の黄金の未来へと導くことができる。日本に必要なのは、『新しい人間』の誕生へと人類を導くことができるよう、創造性と反逆と意識を再び開花させることだ。 ==========
さて、ここからが本題。
今回の選挙で開票立会人をやってみた。
緑の党が、ネットで立会人を募集していたので、応募した。
去年の衆議院選の後から不正選挙の疑いがネット上で喧伝され、私も色んなサイトを読んでみたが、元々数字に弱い文系人間のせいもあり、不正が行われてる!とも行われてない!とも確証は持てなかった。
ただ、選挙を民間の一企業がほぼ独占的に仕切り、票の計数をコンピューターが行っているというのを知って、びっくりした。
もし、コンピューターに任せてしまう部分があったら、それは不正選挙が可能になり、不正が行われているかいないかに関わらず、許されるべきことではない。
(これでも、一応元システムエンジニア。)
それを確かめたくて、立会人になってみた。
立会人がやることは、
・各投票所から送られてきた投票箱がきちんと鍵がかかっているか、票を出した後、投票箱がちゃんと空になっているかの確認。
・広ーい会場(小田原アリーナ)の全体を見渡せる端に座り、開票作業を見守る。
・すでに仕分けられ、500枚ごとに束になった票がどんどん席に届けられてくるので、違う票が入ってないか、ばーっと束をめくって確認。
・有効にすべきか無効にすべきか難しい票の判断。
・無効票、白票などの確認。
(もし、疑問に思う票があったら、疑義を申し立てることが出来る)
こんなところだ。
つまり、投票箱を見に行く時以外は、席についてないとダメで、作業している場に歩いて行って、近くで見たりは出来ない。
一番見たかった、票を仕分ける機械、票を数える機械が動作しているところ、その前後でどのような確認作業をしているのか(例えば、仕分け機に入れる前と後で枚数が合っているか確認しているか、とか)は、全然確認出来ないということだ。
実は、事前説明会のとき、機械の近くに行って確認したい、と申し出たが、ダメだと言われた。
いわく、作業している場に、立会人は入らないことになっている。
もし、入ったら、他の立会人や一般席で見ている人や報道関係者から、何か不正を行っているのかと疑われかねない。
それを許すと選挙管理委員会も問題視される。
また、見学している間、票の確認作業が滞ってしまう。
とのことだった。
(でも、トイレ行ったりは出来て、その間滞っても良いんだけどね)
まぁ、法律で禁じられてるわけではない、という言質だけはとって、本番に臨んだ。
当日、比例区の立会人は、私も含めて6人。
これは、後から名簿がちらっと見えたので、分かったことだが、その日来ていたのは、自民、民主、公明、共産、みんな、緑の党(私)。
(ちなみに、私の隣に座ったのは、自民党の人で、事前説明会の時や、私が会場で開票前に写真を撮っている時に文句を言ってきて、喧嘩状態になったが、開票が終わるころには、ちょっと仲良しになっていたww)
立会人席から見た光景はこんな感じ。
(開票前。傾いていてごめんなさい。)
この写真の印象より、本物の会場はずっと広い感じで、開票が始まると、もっとずっとたくさんの人が作業をしていた。
画面の一番奥で、投票箱が開けられ、票が机に山積みにされ、それを人が手で揃え、機械で「あ」行「か」行…といった形に仕分けされ、それを人の手によって、それぞれの名前に分けられ、100枚ずつ人の手によってまとめられ、それを計数機にかけて枚数を検算して、人の手で500束にまとめられてバーコードを貼られ、私達立会人のところに運ばれて確認され、全員が確認し終わったら、人が集計し、最後にパソコンでバーコードを読ませる。
その全てが終わった票が、立会人の目の前の(写真手前)テーブルに政党ごとに並べられていく。
その過程で、有効にすべきか、誰の票にすべきか、など迷う票は、審査係によって審査され、立会人がそれを確認する。
私が見た限りでは、こういう流れのようだ。
機械の近くに行って確認することは結局出来なかったけれど、不正選挙に関して結論を言えば、この会場内で行うのは難しい、と思った。
それぞれの作業をしている人は、自分の作業に没頭しているし、全部を見渡せている人は多分いないし、何しろ広くて人数が多いし、私達立会人も近くで監視出来ないので、誰が何をやっているか分からず、不正を行うことは不可能ではないと思うが、逆にあまりに関わる人が多すぎて、何か不審なことが起きていたら、誰かが気づく可能性が高い。
というか、これを日本中、選挙のたびごとに行っているのだから、もし不正があったら気づく人がいない方がおかしいのでは、と感じた。
最終的な票の数に関しても、全ての票は、立会人の手を必ず通過するし、目の前に積み上げられているので誤魔化すことは難しい。
自分の政党の票数は、大体、立会人は意識的に把握するだろうし、自分で確認した実際の票と、最後に集計された票の数がかけ離れていたら、気づくだろう。
ちなみに、私は、緑の党と、今回立会人のいなかった、社民党、みどりの風、生活の党の票数をチェックしていたが、問題なかった。
もし、不正が行われているとしたら、この会場に運ばれてくる前か、この後(全国の票数を集計する過程)だと思うが、全国の票数はネットで公開されていると思うので、これも不正は難しいと思う。
(もちろん、不正をするとしたらすごく頭の良い人たちが考えるのだろうから、どこか盲点があるのかもしれないけれど)
開票に立ち会ってみて、気づいたこと、感じたことを幾つか。
比例区は、党名か個人名を書けるが(ちなみに、党名と個人名両方を書くと無効になる、とネットでは言われていたが、実際には有効だった)、この小田原選挙区で個人名で書かれた票で、ダントツで多かったのは、「井上よしゆき」(みんなの党)だった。
その数、14,273票(小数点以下は省略。以下同じ)。
(2位の「ツルネン・マルティ」は853票)
井上よしゆき氏が全国で獲得した得票数は47,756だから(当選)、実に、全得票数の30%をこの小田原選挙区で獲得したことになる。
しかも、小田原の投票者総数は、85,765だから、小田原で投票した人の15%が「井上よしゆき」という個人名を票に書いたのだ。
「地元」ってこういうことなんだ!
多分、比例区で地元小田原から出た人は、彼一人、ということもあるだろうし、衆議院選(神奈川17区)にも出馬したし、この選挙期間中、街で見かけるポスターと言えば、安倍晋三の「日本を取り戻す」か、公明党の「安定は希望です」か、共産党の「ストップTPP」か、井上よしゆきの個人ポスターか、だったので、名前が知られていたのだろう。
しかし、人々は、国政に何を期待しているのだろう?
私は、候補者を選ぶとき、自分の住んでいる所との距離を基準に考えたことはなかったので、正直驚いた。
「不正選挙は多分なかった」と上に書いたが、とても気になったことがあった。
それは、「みどり」票の按分について。
ひらがな、またはカタカナで、「みどり」とだけ書かれた票は、党名「みどりの風」と個人名「石井みどり」(自民党)で按分する(つまり、半分づつにする)。
「緑の党」の票にはならないの?という疑問も大きいが、それを置いておくとしても、これは石井みどり氏にあまりに有利なのではないか。
個人名を「みどり」と省略するよりも、党名を「みどり」と省略するほうが圧倒的に多いと考えるのが普通だろう。
この「みどり」「ミドリ」票は、全部で631票もあった。
それがいかに多いかは、次の数字を見てもらえば分かるだろう。
「三宅洋平」(234票)を含めた「緑の党」の総得票数:669票
「橋本聖子」の得票数:662票
「アントニオ猪木」の得票数:353票
「わたなべ美樹」の得票数:144票
一方、他の名前の按分票(例えば、「みやけ」とだけ書いてある票は、「みやけ雪子」と「三宅洋平」で按分)は、ほとんどなく、あっても10枚以下だった。
(ただし、「いのうえ」や「井上」とだけ書かれていて、「井上よしゆき」と「井上さとし」で按分された票は154票あった)
この「みどり」票を、それを315票ずつ(小数点以下は省略)、「みどりの風」と「石井みどり」で分けたことになる。
「石井みどり」の得票数は451票なので、按分票を除いた純粋な得票数は136票、実に70%が按分票ということになる。
(「石井」は4人いて、その按分票もあったが、2票だけ。)
一方、「みどりの風」の得票数は1,383票、純粋得票数は1,068票、23%が按分票。
これが全国で行われているのだから、かなり大きな影響があるのではないか。
果たして、「みどり」票の扱いは、これで正しかったのか?
最後に。
小田原で三宅洋平に入れたのは234人。
全員でパーティーしたい気分。
次回の選挙までに、この人たちを集めて、なにか勝手連的なことをしようか?
そんなことを思わせる三宅洋平は、やっぱりすごいと思う。
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