【韓国・坡州発】ザックジャパンは東アジアカップ初戦(21日)で格下の中国にまさかの引き分け。日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(60)はナーバスになっており、残り2試合の方針を「新戦力発掘」から「勝利を追求」に“転換”するという。
屈辱のドローとなった中国戦から一夜明けた22日、スタメン組はランニングを中心とした軽めのメニュー。出場機会のなかった選手もJリーグからの連戦を考慮され、約1時間の調整で終了した。イレブンは比較的リラックスした表情だったが、ザッケローニ監督だけは終始険しい顔で練習を見守っていた。
日本代表スタッフは指揮官について「コンフェデレーションズカップと同じような感じ」と明かした。6月にブラジルで行われたコンフェデ杯では、3戦全敗で世界的に大きく評価を下げた。その初戦でブラジルに0―3と惨敗した時と同様、かなりナーバスな状態にあるという。
指揮官は今大会を新戦力の発掘と位置づけたが、格下の中国を相手に2点のリードを奪いながら守れずに3―3のドロー。日本国内でも批判的な声が続出し、ブラジルW杯へ向け“弱体化”が進むチーム状況を不安視されている。
このため、ザッケローニ監督も方針を「テストの大会ではなく真剣勝負の戦い」(同スタッフ)に“変える”という。新戦力のテストは継続して行うが、それ以上に試合の結果を重視。中国戦のように選手の能力を引き出すための起用法をやめて、勝利優先で最善を尽くすというのだ。
オーストラリア戦と韓国戦(28日)を連勝すればタイトルの可能性も出てくる。また2か国ともブラジルW杯に出場する強豪だけに、汚名返上にはなるだろう。
主将のDF駒野友一(31=磐田)も「残り2試合は良くなると思う」と誓ったが、果たして急な“方針転換”が奏功し巻き返しなるか。
東京スポーツ新聞社が運営する携帯サイト「東スポ芸能」で、AKB48の研究生・峯岸みなみ(20)が連載コラム「AKB48峯岸みなみの研究生じろじろリポート(略称じろリポ)」を担当。昇格を目指す研究生たちの素顔を紹介します。