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3号機、“気体”発生の周囲で高い線量値
福島第一原発3号機の原子炉建屋で気体が発生している問題で、周囲の放射線量が、国が定める年間の被ばく量の限度の約2000倍にあたる2000ミリシーベルトを超える高い値であることがわかった。
3号機では建屋の5階部分で湯気のような気体が度々、確認されている。国の指示を受け東京電力が周辺の線量を測定したところ、最大で1時間あたり2170ミリシーベルトと、極めて高い値が検出された。気体が出ている場所は約562ミリシーベルトだった。
東電は24日午前の会見で、敷地内の周辺の線量に大きな変化はないことから、周辺への拡散はないとしている。今後、原因を調べる。
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