初仕事は橋下代表に闘魂注入ダァー! 自民・公明の圧勝で衆参ねじれが解消した21日の参院選で、日本維新の会から比例代表に出馬していたアントニオ猪木氏(70=本名・猪木寛至)が同党トップとなる約36万票を獲得して当選を果たした。開票開始から約15分にしてNHKで当確が打たれる早業で、猪木ブランドの強さを見せつけた。選挙中も常に話題を提供した猪木氏が18年ぶりに国政に復帰するが、出馬表明からずっと注目された橋下徹共同代表(44)への闘魂ビンタが実現しそうだ。猪木選対関係者は「間もなくその日は来る!」と予告した。
「猪木のキャラクターを理解するのは大変だと。渋谷でやったときも音楽もなし。『1、2、3、ダァー』もなしというのもあったんですけど、皆さんがワーッと来て、流れの中で変わってしまった。俺の生きざまを見せてやるってね」
猪木氏がこう振り返るのは都議選前の渋谷駅前の街頭演説でのことだ。闘魂ビンタを含め、猪木流パフォーマンスに対して、予想外に冷淡な橋下氏だったが、猪木氏は場の空気に応えることを優先した。
「どうして橋下さんはビンタを嫌がるのでしょうか。こっちはウエルカムだっていうのに」と選対関係者は首をかしげる。猪木、橋下両氏が並び立った街頭演説でも、その後の維新パーティーでも橋下氏は、意識的に猪木氏を避けた。選挙期間中もそうだ。
橋下氏は「政治の場なので(ビンタは)しません」と明言。さらに「僕らが公の場でそういうことをある意味、推奨しているような形になるのは、あってはならない。あれだけ暴力的な有形力の行使は絶対ダメだといい続けているわけですから…」と大阪市立桜宮高校の体罰問題を理由に挙げた。
まさか自ら望んで受ける闘魂ビンタが体罰とは誰も思わないだろう。選挙中も志願した若者がビンタを受けていたが、みな笑顔だった。慰安婦発言で大バッシングを受ける橋下氏がビンタを受ければ、ある種のリセット効果があったはずだ。
東京スポーツ新聞社が運営する携帯サイト「東スポ芸能」で、AKB48の研究生・峯岸みなみ(20)が連載コラム「AKB48峯岸みなみの研究生じろじろリポート(略称じろリポ)」を担当。昇格を目指す研究生たちの素顔を紹介します。