参院選で自民党が大勝し、安倍晋三首相(58)は6年前の参院選で自身の大敗で招いたねじれ国会にケジメをつけた。長期政権も視野に入る安倍首相を観相学の大家で嘉祥流観相学会導主の藤木相元氏が鑑定した。
6年前と現在の安倍氏に違いはあるのか。藤木氏は「顔というのは脳の考えが醸し出すもので変化します。前回の安倍氏はしわくちゃで、額にツヤもない。機が熟していないのにトップに躍り出て、頭の整理ができていないまま不安が顔に満ちあふれていた」と酷評するが、首相返り咲きで一変したという。
「政治家に欠かせない額の3本の線がしっかり出ている。額が光って、眉もしっかりしてきた。脳がヤルぞという意思を示している」と首相の器になったと太鼓判を押す。
一方で藤木氏が驚いたのは選挙直前に作られた安倍首相のポスターだ。
「全体のシワが取れ、目の下のくまも消え、二重アゴも解消している。30代の顔というか“少年・安倍さん”ですね。鼻と口も大きくなって、スタミナや説得力のある顔になっている」
にこやかな笑みを浮かべる安倍首相の顔は、本物とは大違いなのだ。
自民党関係者は「選挙用ポスターを修整するのは、珍しくありません。特に安倍首相は疲れが出ると肌色がよくないですからね」と苦笑する。エネルギッシュなイメージを押し出す作戦のようだが、修整は思わぬ副作用を生んだ。
もともと安倍首相はフィギュアスケートの浅田真央(22)と似ていると評判だった。ポスターで“少年顔”にしたことで、いっそう浅田に似てきた。全国で20万枚張り出されたポスターで、安倍首相のほほ笑みは愛くるしい浅田スマイルと重ね合わされ、タカ派のイメージを和らげたようだ。
「浅田さんは大衆に好かれる顔をしている。安倍さんは大衆に迎合するようなポスターではなく、一国の首相たる者、重量感のある顔で勝負してもらいたかったが…」と藤木氏。“真の顔”をさらさなかった安倍首相。今後の“やりたい放題”にもなる政権運営ではどちらの顔になるのか。
東京スポーツ新聞社が運営する携帯サイト「東スポ芸能」で、AKB48の研究生・峯岸みなみ(20)が連載コラム「AKB48峯岸みなみの研究生じろじろリポート(略称じろリポ)」を担当。昇格を目指す研究生たちの素顔を紹介します。