安藤美姫(25)も浅田真央(22)も勝たせる! 破天荒な歯科医がスポーツ界にエールを送り、同時に活を入れた。これまでの常識を破る新しい歯列矯正技術でアスリートや芸能人を“復活”させてきた歯科医がいる。重心を調整したうえで正しいかみ合わせを調整することで、スポーツ選手のパフォーマンスを向上させてきたという。
フェンシング男子・島村智博(警視庁)は、6月末の全日本選手権の男子サーブルで悲願の初優勝を飾った。そのとき「先生のおかげです」と挨拶した歯科医師がいた。東京都練馬区にある「バランス歯科」の進藤充夫院長(62)だ。
その進藤氏が「ぜひ応援したい」と考えているのが、フィギュアスケート女子の浅田と、いまや“シングルマザー”として注目を集めている安藤だ。
「真央さんはかつて『軸を修正することが課題』と話していた。軸の大切さを理解されているのなら、私の診察を受けてくれれば、演技もジャンプも変わる」と進藤氏は話す。出産騒動で揺れる安藤もソチ五輪を目指しているが「産後でも大丈夫。重心を取り戻せば、少ない時間のトレーニングでも効果は倍増する」と自信満々だ。
なぜ、そこまで言い切れるのか。実は、進藤氏は「OBC(かみ合わせ修正器)」を用いた治療法を確立したことで知られている。2003年に開発し、09年には日米で特許を取得した。
これまでの歯列矯正は歯並びだけをキレイにすることが主眼だった。だが進藤氏は、正しい下あごの位置をOBCで測定することで3次元的に正しい「重心」の位置を導き、それに従ってかみ合わせを正すことを大きな目的にしている。
確かに、アスリートにとって、最大限の力を発揮するために歯のかみ合わせが重要なのは常識。多くのプロスポーツ選手がシーズンオフに歯科医を訪れるのも、虫歯を治療し「奥歯をグッ!とかみしめられるようにするため」なのも広く知られている。
「誰でも生まれたときは正しいかみ合わせだったが、90%の人はズレている。麻生(太郎副総理)さんのように曲がった口の人でも赤ちゃんのころに戻せる」(進藤氏)
かみ合わせを改善することによって、多くの患者が体の“好調”を体感するともいう。
「一度に吸える空気量が増して呼吸が楽になる。背筋も伸びる」
正しい重心を取り戻すことで、体の軸が安定し、力が出せる。浅田も安藤も一度、同医師の元を訪れてみる価値はありそうだ。
東京スポーツ新聞社が運営する携帯サイト「東スポ芸能」で、AKB48の研究生・峯岸みなみ(20)が連載コラム「AKB48峯岸みなみの研究生じろじろリポート(略称じろリポ)」を担当。昇格を目指す研究生たちの素顔を紹介します。