※ 始めて日本の国会議員の参加ということで、韓 国の取材陣が殺到した(2003年)
国会での答弁を見ていると、不快な質問にむくれる蓮舫と違い、岡崎は穏やかな表情を変えない。彼女が弱者のために政治家人生をかけているというのは本当なのだろう。
だが、ここで披露されている彼女の認識は、90年代以来、戸塚悦朗(慰安婦問題解決最後のチャンス【戸塚悦朗③】)や韓 国のNGOが国 連の内外で繰り広げていた日本叩きそのままである。この人も結局運動家たちに乗せられているのである。正確に言うと、運動家に乗せられた元慰安婦の言葉に同情してしまったのだろう。
長くなるが、なるべく省略せずに紹介する。訳は機械翻訳なので注意されたい。
・・・12日の正午、ソウル鍾路区中学洞、日本大使館の前で日本軍「慰安婦」問題解決のための第545回定期需要デモが始まった。 突然寒さの中に身を切るようなような激しい風を迎え、スローガンを叫ぶ慰安婦ハルモ二とデモの参加者たち。
その中に、30人余りの取材陣の注目を浴びる女性が眼についた。 彼女は日本から来た岡崎トミ子(59)参議 院議員だ。
8日に訪韓した岡崎議員は日本の国会議員として初めて水曜デモに参加した。 彼女はデモ隊とともに日本大使館に向かって「日本政府は被害者らに公式謝罪して法的賠償せよ」と叫び、共に泣いた。
「水曜デモがあるということを、昨年に知ることになって申し訳ない」と話した岡崎議員は、参加ハルモ二たちの名前を一人ひとり呼んで感謝すると話した。
午前10時半、宿泊先のロッテホテルで岡崎議員に会い、1時間ほど話を交わすことができた。 物静かで綺麗な姿。終始微笑みを湛えたままインタビューに応じた岡崎議員の姿が印象的だった。 通訳は日本の戦後補償実現市民基金の金英姫--キム・ヨンヒ(在日同胞)さんと原爆被害者協会のグァクグィフン翁(?)が引き受けてくれた。・・・
※ 7年後、国家公安 委員長に就任した岡崎は、野党から追及される立場に
※ 法案から日本人が除外されている理由には筋の通った説明はできなかった
以下はオ ーマイニュースによる岡崎トミ子へのインタビュー。
これを読むと、彼女は盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に慰安婦 問題を日本との間の外交案件にするよう焚きつけている。
岡崎の提言が原因ではないだろうが、盧武鉉は在任中に東北アジア歴史財団を設立し、日本海呼称問題、慰安婦、靖国問題などをテーマにして国際社会に向けた宣伝活動を始めさせている。また、ウィキリークスが公開した資料によると、後に駐韓米大使館はこの盧武鉉政権の時代を「歴史と領土問題をめぐり」日本との関係が「酷く損なわれた」時期だったと分析している。
岡崎のような「良心的日本人」の行動は、日韓の「真の友好」や「和解」を願う彼女たちの意図とはまったく逆の効果しか生んでいないのである。
● 今回韓 国にくることになった理由は何か?
「最初は昨年9月韓 国に来て慰安婦ハルモ二たちが生活する「ナヌムの家」を訪問した。その時会った慰安婦ハルモ二たちに、私たちが推進している慰安婦 問題関連法案の国会上程の過程と経過などを報告しに来ると約束した。 ハルモ二たちとの約束を守るために来た。
第二に、新しくスタートする盧 武鉉政権に慰安婦 問題推進過程を報告してどのように対処するのか関連者たちと会って意見を共有するために来た。盧(武鉉)当選者に慰安婦 問題を韓日関係の重要な案件としてくれるよう要請する内容を入れた要請書を伝えた」
● 韓 国でのスケジュールはどうだったか?
「先週の土曜日(8日)に民主 党、社会民 主党、共産 党、無所属の議員たち、慰安婦 問題と関係した市民・社会団体の人々と一緒に韓 国にきた。 そして個別にイ・ミギョン議員と、ハン・ミョンスク長官、国会女性特別 委員会所属議員など多くの方々に会った」
● 水曜デモにはどのようにして参加することになったのか?
「さきほど話したように、最初は慰安婦ハルモ二たちとの約束を守るためだ。 だが、日程上ナヌムの家やハルモ二たちと個別に会うことはできない状況だった。 それで水曜デモででもその方たちに会いたかった。
去年こちらに一緒に来た市民活動家キム・ヨンヒ(在日同胞、戦後補償実行市民基金)などを通じて水曜デモがあるということを知った。 ところで私が昨年国会質問で官房 長官に韓 国で挺対協で水曜デモを500回以上行っているという事実を知っているか尋ねたが、彼は分からないと言った。
その時、確実に水曜デモに行かなければならないと考えた。 これと二番目の理由だ。
事実、すでに国会が開会したので、昨日一緒に来た国会議員たちは全員帰国した。 私も今日日本で重要な日程があるがハルモ二たちに会うことを約束したのでその予定を喜んであきらめた。ハルモ二たちに会えないなら、他の見方をすれば、私が韓 国に来た意味なかったということではないだろうか。
昨秋韓 国に来てハルモ二たちに会ったが、その時ハルモ二たちは私を見てとても叱った。 その時涙を取除くことができなかった。 再び来て経過を報告するという約束を必ず守りたかった」
● 挺身隊、慰安婦 問題に関心を持つことになった背景は?
「1990年に初めて国会議員になったあと、梨 花女子大の尹貞玉教授の講演を聞きながら慰安婦 問題に開眼した」
尹貞玉は、日本の指導者を「森首相のころから急に悪くなって」今は「常識以下(第8回アジア連 帯会議)」と言い放った人物であり、アジア女性基金から償い金を受け取ろうとした慰安婦を、受け取ればただの「売春婦」だと言った人である。つまり、売春婦を蔑視しながら人権を語る反日運動家である。
以下の岡崎の説明は、基本的に尹貞玉や挺対協の主張の受け売りである。彼女は、償い金を受け取ろうとした元慰安婦が尹貞玉らによるイジメの対象になったことを本当に知らないのか・・?
※ インタビューに答える岡崎
● 「戦時性的強制被害者問題解決促進法案(以下促進法)」に対して説明して欲しい。
「尹教授の講演の後、1990年日本で6月国会の時初めて慰安婦 問題を置いて討議した。そして1991年の12月キム・ハクスン ハルモ二が日本政府を相手に出した裁判など12件の慰安婦関連裁判が進行された。
1993年8月には当時河野官房長官が談話で日本が国家的に慰安婦 問題に関与したと非公式の謝罪をした。 だが、これは本当の意味での謝罪ではなかった。
結局日本政府は沸き立つ世論を落ち着かせるために政府主導で民間基金を作った。 これが1995年に「女性のための女性のためのアジア女性基金(以下国民基金)」が作られた。 この基金は政府が作った民間基金だった。 この基金に対して台 湾、韓 国などで反対をした。
その理由はこれは国家が責任を負わずに単に民間に責任を転嫁することしかしていないからだ。 国民基金は民間基金に過ぎなくとも、単純な民間基金ではなかった。 政府が出て基金を作ったのだ。 どのように政府が民間基金に参加することができるか?
そんな中で、1997年下関の裁判で慰安婦と挺身隊に関連して国会が法律を作って賠償するべきだったのに、責任を全うしなかったという判決が下された。 だから新しく法律を作って賠償、謝罪しようと飛び込んだ」
● 最も重点的な内容はどのようなものか?
「『促進法』で重要な内容は三つだ。 まず国家が公式謝罪をしなければならない。 小泉総理など責任ある人が公式席上で慰安婦、挺身隊問題と関連して謝罪をしなければならない。 二番目は日本政府の賠償がなければならないということだ。 国会で公にすれば、即国家が税金で補償をしなければならない。
ただ民間資金が入ってはならない。三番目に『戦時性的強制被害者問題解決促進会議』を作って被害者調査、補償問題などを研究、具体的な案を作らなければならない。 促進会議は総理が中心になければならない」
● 容易ではないでしょう
「慰安婦関連法案はすでに6回上程されたが廃案されている。 今回の促進法は2001年3月21日に初めて審議に入った。 だが、国会を通過せず廃案にされた。その後2002年1月14日に再上程された。
定期国会と臨時 国会などで参考人証言を聞くなどの過程を経たが、やはり通過しなかった。 それで今年1月31日、三回目にまた国会に出した状態だ。
発議者は7人で始めたが今は13人に増え、この法案に賛成をする議員の数は67人から86人に増えた。 ちなみに参 議院の総数は225人だが、このうち半数を越えれば法案が可決される」
● 立法の可能性は、あることはあるのか?
「とりあえず戦う事が大事だ。 今回また廃案されたとしても何度でも上程するだろう。 日本政府は韓日協定で借金が清算されたと主張している。 実際には、協定を見ると慰安婦 問題は言及されていなかった。
だが、そのように主張するならば国と国の間の借金清算だけだ。 日本と被害をこうむった個人間の関係までは認められるわけではない。 十分な補償を受けなければならない。
国 連人権委員会の場合、報告書を通じ10回余りや日本政府を批判したことがあり、ILO(国際労働機関)の場合、5回も是正を勧告した。 受け入れられるまで引き続き最後まで戦う」
● もし法案に賛成する男、女比率はどうなるのか?
「225人の参議院中女性議員は15.4%に過ぎない。 それでどうしても男性議員の数が多くならざるをえない。 だが、野党では女性議員が皆一緒に参加した」
● 法案と関連して他の国家や団体との連帯はないか?
「この席に一緒にいるキム・ヨンヒさんやその他の市民・社会団体が多くの助けを与えてくれる。 このような市民・社会団体は今まで被害者らを慰問、後援し、直接会えるように助けてくれた。
前に韓 国だけだイ ンドネシア、フ ィリピン、台 湾、オ ランダなどの団体が一緒にネットワークを推進しようとする。 昨年は5ヶ国を訪問して、被害者らに直接会って話を聞くことができた。
国家レベルでイ ンドネシアの場合、法案を持って説明をしたし、フ ィリピンでは国会で決議をした。 韓 国は110人の国会議員がこの法案に賛成した。 今回の訪韓時韓 国の女性議員たちが韓日本両国の議員たちが一緒に国際シンポジウムを開こうという提案をした」
● 慰安婦 問題だけでなく原爆被害者など戦後の清算問題らがたくさんある。もしかして関心のある懸案がもっとあるのか?
「もちろん関心がある。 いつも私の事務室には色々な戦争被害者らがくる。 戦後問題は慰安婦、原爆被害者、教科書問題などがある。
ところが各懸案を扱う主婦(?)からでは外務 省、厚生労働 省、法務 省など各々違うから処理するのに問題が多い。 それでこの問題を扱う窓口を作ることを要請した。 このようなことは、市民団体らと緊密に協議しようとする」
● 以前の活動を見ると環境、東テ ィモール関連の活動など少数弱者を大切にしたことが多いが。
「アナウンサー時代、ある在日韓 国人が殺人の寃罪で死刑になった事件を見た。 彼があまりにも無念な死にいたったようで、そのことを扱った番組を作った。 この番組は大きな反響を呼び、後で放送関連の賞をもらった記憶がある。
以後、私は市民運動に参加した。 その間少数の差別を受ける人々のために仕事をしてきた。 私の公約は環境問題と東テ ィモール問題の処理であった。 市民運動を土台に人権、環境、女性差別などの問題のために小さいながら努力した。
そして東テ ィモールは人権問題などのためにこれまで13年間努力してきた。 事実日本議員で初めて東テ ィモールに訪問した。 そこで虐殺、略奪、女性に対する性暴行などを直接目撃した」
● 日本は保守的な社会人と聞いている。岡崎議員のように改革に努める人々は大変ではないか?
「大変だ。 事実日本国民は自分たちも被害者だと考えている。 彼らのお父さん、おじいさんが戦争に出て行って死んで崩壊する過程で被害をこうむったと思っている。 議員たちの中にもそのような考える人々が多い。 とても複雑な問題だ。
『被害を与えたが私も被害者だ』 だから日韓協約で清算したと簡単に移ろうとするかもしれない。 議員の中でに同じような考え持つ人々が多い。 「促進法」に賛成する人々中にも、心から賛成するかは分からないではないか」
● 女性議員として仕事をするのはどうか」
「時折、保守的な男議員たちが女性問題に関連して『止めてくれ』と言う。 だが、私は屈しないで押し進める。 私はキム・デジュ ン大統領の太陽政策にも支持を送った。 私が願うのは過去にしばられた計画ではなく、過去を土台に未 来を変化、創造できることだ」
● 最後にメッセージがあれば
「慰安婦ハルモ二の大部分が高齢だ。 だから一日も早くこの問題を解決しなければなければならないと考えている。 未 来のために、正義社会実現の第一歩になることができればいい。 この法案が通過すれば、これを契機に日本内部の定義のために努力する」
オーマイニュース2003年2月(Google Excite翻訳を修正)
挺対協の活動を「日本と喧嘩するため」にやっていると看破して彼女たちと袂を分かったのは、ソウル大学のアン・ビョンジクだったが、最近ではア メリカにもそのように考える学者が出てきている(THE COMFORT WOMEN ジャパン・タイムズ評 )。岡崎の耳にはそういった情報は入っていないのだろうか?
※ 岡崎は盧武鉉大統領に慰安婦 問題を外交案件にするよう提言
「下火になった慰安婦 問題の火種を生かす契機されたように」
12時10分岡崎議員が日本大使館の前に姿を表わすと、すぐに30人余りの取材陣がいっせいに駆け寄って突然混乱した。 すでに水曜デモが始まっており、主催側は取材陣の無秩序な取材競争に不満を漏らすほかはなかった。
取材陣内部でそれなりの「撮影ライン(?)」を作った後から水曜デモが進行されることができた。
この日の中心はやはり岡崎参議 院議員。 デモが続きながら彼女の一挙手一投足を写真に収めようとするカメラマンらの競争は続いた。
・・・挺対協のキム・ユンオク共同代表は「何より岡崎議員が一緒に参加しながら、ハルモ二に大きな励みになった」「慰安婦 問題に対する熱気が冷めてつつあったが、岡崎議員が来て、また火種を生かす契機になったようだ」と話した。
されている事実を追及される(2010年10月)
初めて東 チモールまで足を運んだ日本の国会議員であり、初めて韓 国の慰安婦デモに参加した国会議員でもある。正義感を行動力で実践したた政治家という評価はおそらく正しいだろう。
しかし、彼女が慰安婦 問題に開眼するきっかけを作った尹貞玉や挺対協は、米軍相手の娼婦も同様に犠牲者だと指摘したイ・ヨンフンをハルモ二の前で土下座(正確には韓 国式の作法らしい)させた人達である。
もし、本当に慰安婦が「戦時性的強制被害者」 で、「金銭を含む」「名誉の回復」が必要であるのなら、アジア女性基金の対象になっていない日本人が真っ先に対象にされねばならないはずだ。尹貞玉に心酔する岡崎にその矛盾を説明出来なかったのは当然だろう。
※ 慰安婦を米軍相手の娼婦と同一視したのは侮辱だとして、
挺対協はイ教授の罷免を要求。ハルモ二に謝罪するイ(2004年)
by Hazama
渡辺美奈、米国の慰安婦碑の前…