民主党:菅元首相に離党勧告へ
毎日新聞 2013年07月24日 10時49分(最終更新 07月24日 11時45分)
民主党の海江田万里代表は24日、参院選東京選挙区で公認を取り消した無所属候補を支援した菅直人元首相に対し、離党を勧告する方針を固めた。同日、菅氏と会談し伝える方針で、菅氏が応じない場合は除籍(除名)も検討する。また沖縄・尖閣諸島について「中国側から見れば、盗んだと思われても仕方ない」と発言した鳩山由紀夫元首相についても除籍とする方向で調整を進めている。
民主党は参院選の公示直前、2人の現職候補のうち、大河原雅子氏の公認を取り消し、鈴木寛氏に一本化。菅氏は大河原氏を支援し、2人とも落選した。23日の役員会では「民主党がもめているとの印象を植え付けた」との批判が相次いでいた。菅氏が離党に応じない場合は、24日午後の常任幹事会で処分内容を検討し、除籍にするかどうかを決める。
鳩山氏は5月末に同党を離党しているが、海江田氏らは離党前にさかのぼって処分を行う方向で調整している。【高橋恵子】