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荒波越え大漁を 気仙沼・被災サンマ船出港
 | 家族らに見送られて大浦漁港を出港するサンマ船「第8弁天丸」=23日午後3時ごろ、気仙沼市の大浦漁港 |
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宮城県気仙沼市のサンマ棒受け網漁船「第8弁天丸」(9.7トン)が23日、小型船(10トン未満)のサンマ漁解禁(8月1日)を前に同市の大浦漁港を出港し、水揚げ基地となる北海道釧路港へ向かった。 乗組員の家族ら約30人が紙テープを渡したり、大漁旗を振ったりして見送った。船は汽笛を何度も鳴らして、大海原へ出航した。 弁天丸は東日本大震災の津波で陸上に打ち上げられたが、修理して2011年のシーズンから漁を再開した。今季は主に道東の海域で10月末までサンマ漁を行う。 円安により燃料価格は昨年に比べ1、2割高くなっており、漁労長の小野寺俊光さん(54)は「苦しい状況が続くが、たくさん水揚げして高騰分を何とか補いたい」と力を込めた。 サンマ漁業者でつくる「全国さんま棒受網漁業協同組合」によると、ことしは道東の魚群が薄いとみられることや、燃油高騰の影響もあり、小型船の漁解禁日を昨年より10日延期した。解禁日は漁船の大きさごとに異なり、他のクラスも5〜10日延期している。
2013年07月24日水曜日
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