彼について
遅い既に、20時を回っている
待ちくたびれたその時、チャイムが鳴った
実際に見る彼は、ピンクがかったサマージャケットを着て立っていた
ストライプのシャツはWカフス
丁寧に磨き上げられた靴
実に私好み(爆)
照れているのか緊張しているのか、はにかんだように笑う
落ち着くと「逢いたかったよ」と乱暴に私を引き寄せた
挨拶代わりの性急で乱暴なkissに驚いた(爆)
夕食に行く
騒々しい居酒屋に対面に座ると話さえも聞き取れない
何を喋ったのかさえ覚えていない
早々に退散
ホテルに戻った時
彼の左指から結婚指輪が消えていた事に気が付いた
「指輪外したのね」
「今頃、気が付いた?」
私が嫌がる事を忘れてはいなかった
隣り合わせに座る彼の横顔を眺める
テニス焼けの名残のシミが目を引く
饒舌な彼の声は、低音のハスキーボイス
私を愛する真剣な彼の顔を見上げながら思った
私は彼をとても愛してるって
彼が私の中に入った時
記憶が飛びそうな快感の中ではっきり意識出来た事は
私達は新たなスタートを切ったという事
一緒に住んでいなくても、籍は入っていなくても
形は違っても、既に気持ちの中では夫婦みたいなもんだなって事
私は、貴方が大好きよ
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---------要チェック--------
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