社会

泊原発1・2号機、審査申請「準備不足」
(東京都)
 原発の運転再開に向けて安全審査を申請している「北海道電力」の泊原発1・2号機について、原子力規制委員会は23日、「明らかに準備不足」として、追加の資料が提出されるまでは審査を行わないことを決めた。  規制委員会は、8日に施行された原発の新たな規制基準に基づいて、これまでに申請が出されている6つの原発の12基について安全審査を進めている。23日に開かれた2回目の審査会合では、泊原発1・2号機について、事業者による過酷事故対策の評価が不十分で「明らかに準備不足」だとして、追加の資料がそろうまでは審査を行わないことを決めた。  また、「関西電力」の大飯原発については、敷地内を通る断層が活断層かどうかの調査が続いているため、一定の結論が出るまでは審査を行わない他、高浜原発についても、詳細な地下構造などの資料を提出しない限り、本格的な審査に進まないとの認識を示した。  この結果、審査が先行して進められるのは泊原発3号機、伊方原発3号機、川内原発1・2号機となる見通し。
[ 7/24 2:37 NEWS24]