海江田氏 菅元首相に離党促す考え7月24日 4時6分
民主党の海江田代表は、参議院選挙での大敗を受けて、24日の常任幹事会で、細野幹事長は来月末に辞任するものの、みずからを含め、残る執行部は留任することで了承を得るとともに、党の公認を取り消された無所属候補を支援した菅元総理大臣と会談し、離党を促すことにしています。
民主党の海江田代表は、参議院選挙で大敗した責任を取りたいとして辞表を提出していた細野幹事長と23日に会談し、慰留しましたが、細野氏は、参議院選挙の総括を終えた来月末に辞任することになりました。
これを受けて海江田氏は、24日の常任幹事会で、細野氏が辞任することを報告する一方、引き続き代表として党勢の回復に取り組むとともに、党内の混乱は避けたいとして、みずからを含め、残る執行部については留任することで了承を得たい考えです。
また海江田氏は、参議院選挙の東京選挙区で、党の公認を取り消された無所属候補を支援した菅元総理大臣と24日に会談し、「重大な反党行為」だとして、離党を促すことにしており、受け入れない場合は、除籍処分にすることも検討しています。
さらに党を離れた鳩山元総理大臣についても、沖縄県の尖閣諸島を巡る一連の発言が、選挙戦に与えた影響は無視できないとして、党として厳しい姿勢を示すことにしています。
海江田氏としては、選挙の総括や一連の処分を速やかに進めるとともに、細野氏の後任の幹事長を選び、参議院選挙の大敗から、早急に出直しを図りたい考えです。
ただ党内では、中堅・若手の議員が23日夜、細野氏を交えて開いた会合で、「解党的な出直しが必要だ」といった声が出るなど、海江田氏の続投に不満もくすぶっており、出直しに向けた体制作りには時間がかかることも予想されます。
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