米市議会の慰安婦碑設置承認に片山氏「対応考えねば」
米・カリフォルニア州グレンデール市議会が7月9日、市有地の公園に慰安婦の碑を設置する計画をの賛成多数で承認した件について、自民党の片山さつき氏が対応を考えていることを自身のブログで明かしている。
慰安婦の碑の設置は同市の韓国系米国人団体が推進していたもので、地元メディアによると、同市に設置されるのは在韓国日本大使館前に設置された慰安婦を象徴する少女の銅像と同様のデザインだと言う。
同市の慰安婦の碑設置計画に片山氏は「げんなりする話ですが、若干希望があるのは、ほかの4か所における設置とやや異なった状況になってきたこと」とし、現地で抗議する声が上がっていることを説明。同市の市長には350通もの抗議メールが届いているとのことで、片山氏は「これは市長の判断に多少は影響を与えているのではないか」と見ている。
また当日、市議会には100人ほどの人が詰めかけ、日系アメリカ人から慰安婦の碑設置に対して、「慰安婦はただの売春婦である」「同市が売春行為を称賛しているように映る」と反対する声が上がったことも伝えている。
この件について、片山氏の下にはメールが届いているとのこと。メールは、日本のロサンゼルス領事館のスポークスマンが「日本政府の立場は慰安婦問題は政治問題化外交問題化させるべきでないということです」と述べ、「グレンデール市と抗議メールの差出人のどちらが記念碑設立計画を政治問題化させているか」との質問に「コメントすべき立場にない」と回答したとの報道について触れられており、「日本大使館・領事館として、ちゃんと抗議していない、と受け取られたことによるもの」だったとその内容を明かす。片山氏は外務省の担当幹部と話したとし、「これは外務省にきっちり指摘しております」と報告している。
同市の慰安婦の碑の除幕式が7月30日に行われることが報じられているが、「その前にも現地に誰か行くことも含めて、何ができるか、対応を考えねばなりません」と対応を検討していることを明かしている。
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