UPDATE 1-ハンガリー中銀、12回連続利下げで政策金利4%に 3%まで利下げの可能性も示す
(内容を追加しました)
[ブダペスト 23日 ロイター] - ハンガリー国立銀行(中央銀行)は23日、政策金利25ベーシスポイント(bp)引き下げ、過去最低水準となる4%とした。利下げは12回連続。金融緩和によって、弱含む経済の底上げを図る。
マトルチ総裁は記者会見で、中期インフレや金融安定、実体経済などを考慮すれば、3─3.5%までの利下げもあり得るとした。
ただ、世界市場の変動をかんがみて、利下げ幅はこれまでよりも縮小、10─25bpで多少前後する可能性もあるとした。
行き過ぎた利下げで、同国債や通貨フォリントから投資資金が流出するリスクも市場では認識されている。
米連邦準備理事会(FRB)の金融政策変更に向けた動きで、世界の各市場への資金供給が細り、これまで堅調な投資収益が見込めるとして、ハンガリーの利下げを容認してきた投資家が、今後の行動を再考する可能性も指摘されている。
総裁は慎重、保守的な金利政策を講じるとしながらも、力強い経済成長が重要と強調。「われわれの使命は、ハンガリーに域内で最も多くの投資を集めることだ」と述べた。
中銀は、国内の経済成長が鈍く、6月のインフレ率が年率1.9%と目標の3%を大きく下回っていることから、追加利下げの余地があるとしている。
ロイターが前週実施した調査では、アナリスト21人全員が25bpの利下げを予想していた。金利は今後3.75%まで引き下げられるとみられている。
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