Updated: Tokyo  2013/07/24 03:44  |  New York  2013/07/23 14:44  |  London  2013/07/23 19:44
 

月例経済報告:3カ月連続で上方修正、10カ月ぶりに「回復」の表現

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  7月23日(ブルームバーグ):甘利明経済再生担当相は23日午前、7月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出した。基調判断について、景気が「着実に持ち直しており、自律的回復に向けた動きもみられる」と変更、3カ月連続で上方修正した。前月は「着実に持ち直している」だった。「回復」の表現が復活するのは10カ月ぶり。

物価に関しても「デフレ状況は緩和しつつある」として判断を前進。前月は「緩やかなデフレ状況」で「一部に変化の兆しもみられる」との表現にとどまっていた。

個別項目では、生産と設備投資を上方修正。生産は「持ち直している」から「緩やかに増加している」に、設備投資は「下げ止まりつつある」から「おおむね下げ止まっており、一部に持ち直しの動きもみられる」に変更した。消費者物価 も「下落テンポが緩やかになっている」から「横ばいとなっている」に修正した。 

景気判断については、日本銀行も今月の金融政策決定会合で「緩やかに回復しつつある」として、2011年1月以来2年半ぶりに「回復」という表現を復活させた。前月は「持ち直している」だった。

記事に関する記者への問い合わせ先:東京 アンディ・シャープ asharp5@bloomberg.net;東京 小坂紀彦 nkosaka1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Paul Panckhurst ppanckhurst@bloomberg.net;大久保義人 yokubo1@bloomberg.net

更新日時: 2013/07/23 11:41 JST

 
 
 
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