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米の新次官補 日中韓の関係改善を注視7月23日 8時39分
アメリカのオバマ政権で東アジア外交を担当する国務次官補に就任したラッセル氏が初めての記者会見を行い、「日本と近隣国が関係を改善することが極めて重要だ」と述べ、参議院選挙で大勝した安倍政権が中国、韓国との関係改善に取り組んでいくのかどうか、注視していく考えを示しました。
知日派として知られるラッセル氏は、国務省の日本部長やホワイトハウス、国家安全保障会議のアジア上級部長などを歴任したあと、今月12日、東アジアを担当する国務次官補に就任しました。
ラッセル次官補は22日、就任後初めての記者会見をワシントンで行い、この中で、日本の参議院選挙後の東アジア情勢について触れ「今回の与党の勝利が、日本のリーダーシップの強化につながるならば友好国から歓迎されるだろう」と述べ、安倍政権が衆参のねじれを解消したことで、さらに指導力を発揮することに期待感を示しました。
一方でラッセル次官補は、領土や歴史を巡り、日本と中国、韓国が対立していることに懸念を示し「日本と近隣国が関係を改善し、問題を平和的に解決することが極めて重要だ」と述べ、安倍政権が関係改善に取り組んでいくかどうか注視していく考えを示しました。
また、ラッセル次官補は、東アジアの懸念材料として北朝鮮の核問題をあげ、中断している6か国協議の再開には、北朝鮮が、非核化に向けた具体的な措置をとる必要があるという考えを改めて強調しました。
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