レイプ被害の15歳少女にむち打ちの刑、180万人が抗議の署名=モルディブ
XINHUA.JP 4月8日(月)7時22分配信
台湾メディアの報道によれば、インド洋の島国モルディブでレイプの被害に遭った15歳の少女が裁判で婚前性交渉の罪でむち打ちの刑を言い渡された。ある組織がこの判決に抗議する運動を起こし、これまでにインターネット上で183万人の署名を集めている。中新網が伝えた。
被害に遭ったのはフェイドゥ島の少女。警察は昨年、加害者について調べを進め、現在も取り調べ中だ。裁判所は少女に対し、18歳になった後、婚前性交渉の罪でむち打ち100回の刑に処すと言い渡した。
このことを知った人権団体が現地の女性の人権状況について広く知らせようと、太陽が降り注ぐビーチで泣いている少女を描いた広告を作成。現地の人権保護の状況に改善がみられなければ、この広告を旅行雑誌やインターネット上で公開するとしている。
観光業収入はモルディブの国内総生産(GDP)の35%を占める。観光副大臣は「広告による現地観光業への負の影響を懸念している」と表明した。
(編集翻訳 恩田有紀)
最終更新:4月16日(火)5時37分