はじめに
著者が普段描いている、一番基本的な女の子の顔の描き方をご紹介したいと思います。
用意するもの
- 紙
- シャープペンシル
- 消しゴム
女の子の顔の描き方
STEP1
まず、ガイドラインとなる十字線と大まかな輪郭線を描きます。まだ下書きの段階なので、輪郭線は大体で大丈夫です。
STEP2
上瞼を描きます。十字の横線が眼球の中心にくるよう、少し上から描きはじめます。
STEP3
瞳・下瞼を描いていきます。
STEP4
左側の眼も描いていきます。
STEP5
まつ毛や二重瞼など、細かいデティールを加えます。
このデティールによって、キャラクター性が出てきます。
- 別の例
上瞼の曲線を平らに、まつ毛を下向きに、二重瞼を厚めに描くと、クール系やミステリアス系の眼になります。
STEP6
眉・鼻・口を描きます。顔のパーツの凹凸を意識しましょう。
キャラクターの個性にもよりますが、眉は眼の幅と同じくらいの長さにします。
口は十字の縦ライン上にきますが、鼻は出っ張っているパーツなので十字の縦ライン上にはきません。画像のような、くの字を意識して、少し左側に描くようにします。
- 別の例
眉毛を上向きに描くほど、勝ち気な感じになります。
また、曲線を緩くすればクール系になります。
STEP7
前髪と輪郭を描きます。
STEP8
耳・後頭部側の髪も描きます。まず画像のような坊主頭にしておくと、どんな髪型にも応用できます。
- ストレートヘアの場合
このように、すとんと落として
いらない線を消せばストレートヘアになります。
- 髪を束ねている場合
後ろに毛束を描けばポニーテールになります。
ヘアゴム等を描き、毛束を二つ付ければツインテールになります。
STEP9
瞳の中を描いていきます。
瞳の中は主に、「メインの輝き」「瞳孔」「その他+α」で構成します。画像は、「メインの輝き」と「瞳孔」のみ描き込んだ状態です。
「メインの輝き」とは、瞳が光を受けて一番大きく輝いているところです。光源の位置を意識して配置します。今回は光源を向かって左上に設定したので、「メインの輝き」も左上に配置しました。
瞳の中の描きかたで感情表現もできます。
- ノーマルな状態と比較して、瞳孔を小さめに描けば、驚いたり脅えたりしている眼になります。
- 瞳孔の輪郭をはっきり描かず、ぼやかしたり波線にしたりすれば、涙で潤んだ眼に。
- 別の例
少女漫画風のキラキラした瞳が好みなら、さらに「その他+α」を描き込みます。「メインの輝き」の対角線上に「サブの輝き」や、瞳にある虹彩等を細かく描きこみます。
- 別の例
ミステリアス系やクール系のキャラクターなら、瞳の中をあえて殆ど描きこまないというテもあります。感情が読めない、シリアスな眼になります。
STEP10
いらない線を消し、細かいデティールを描き足して完成です。
今回は頬に照れてる風の「頬染線」と、顎下の首部分に軽く影を付けました。
おわりに
これはあくまで著者の描き方なので、顔のパーツのバランス、描く順番などは人によって変わってきます。それによりキャラクターや作者の個性が出ますので、いろんな描き方を試してみてください。
(photo by 著者)
本記事は、2013年01月16日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。