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江氏 キッシンジャー氏と会談
7月23日 0時24分

中国の江沢民元国家主席が、今月、アメリカのキッシンジャー元国務長官と会談した際のやりとりを、中国外務省が、22日、明らかにしました。
背景には、現政権に対して一定の影響力を残したいという江沢民氏の思惑や、中国政府が、米中関係を発展させたいねらいがあるのではないかという見方が出ています。

これは中国外務省が、22日、ホームページで公表したもので、中国の江沢民元国家主席は、今月3日、上海で、アメリカのキッシンジャー元国務長官と会談しました。
この中で、江沢民氏は、習近平国家主席について、「非常に能力が高く、知恵のある国家指導者だ」と述べ、みずからが共産党総書記や国家主席の就任を強く支持したといわれる習近平氏の手腕を持ち上げました。
一方、キッシンジャー氏は、天安門事件のあった1989年に江沢民氏と会った時のことを、「当時の中国は、困難な時期にあったが、あなたはためらうことなく、自信を持って立ち向かった」と振り返ったうえで、一部の問題を米中関係全体に影響させてはいけないと述べたとしています。
中国政府が、引退した国家指導者の政治的発言を公表するのは異例で、会談内容の詳細な発表には、現政権への政治的影響力を残したいという江沢民氏の思惑や、中国政府が、アメリカ外交の重鎮の発言を引用することで、米中関係を発展させたいねらいがあるのではないかという見方が出ています。

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