参院選:大阪都構想、反対派が得票上回る…維新に危機感
毎日新聞 2013年07月22日 20時25分
日本維新の会の浅田均政調会長(大阪府議会議長)は22日、参院選大阪選挙区で「大阪都構想」反対派の得票が賛成派を上回ったことについて、「政党を挙げて住民投票をやる。厳しいものがある」との見方を示した。都構想実現には、来年秋に大阪市内で行う住民投票で過半数の賛成が必要。維新は大阪選挙区で公認候補がトップ当選したものの、大阪市内では、都構想賛成の維新、みんな両党の得票率(計34%)が、反対の自民、民主、共産3党(計43%)を下回った。
府庁で開かれた大阪維新の会府議団の会合であいさつした浅田氏は「都構想が実現しないと大阪の未来はないと、市民への説明が重要だ」と呼び掛けた。今井豊府議団幹事長も「善戦したが、これで都構想の住民投票が非常にスムーズというわけにはいかない。住民投票までの期間が非常に大事になる」と話し、実現に向けた取り組みの強化が不可欠との認識を示した。【堀文彦】