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原発3号機から再び“湯気”7月23日 13時57分
福島第一原子力発電所では3号機の原子炉建屋の上部で、今月18日に続いて23日も湯気のようなものが上がっているのが確認され、東京電力は、建屋上部の放射線量などに変化がないことから、朝、降った雨が建屋内部に入り込んで温められたのが原因とみて監視を続けています。
東京電力によりますと、23日午前9時すぎ、福島第一原発3号機の原子炉建屋上部の床で湯気のようなものが上がっているのが、現場に設置したカメラの映像で確認されました。
建屋上部の放射線量に変化はなく、原子炉や使用済み燃料プールの冷却も安定しており、異常を示すデータは確認されていないということです。
原因について、東京電力は「現時点では詳しく分からない」としていますが、現地では朝、雨が降ったことから、雨水が建屋内部に入り込み、温度が40度近くあるとみられる格納容器のふたに温められたのが原因とみて、監視を続けています。
この場所では今月18日にも、湯気のようなものが上がっているのが確認されています。
このため、3号機の原子炉建屋上部の周辺では、がれきの撤去作業が中断されたままになっていて、東京電力では原因の究明を急ぐことにしています。
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