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佐渡沖 石油・ガスほとんど採取できず7月23日 7時19分
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資源エネルギー庁は、ことし4月から新潟県の佐渡の沖合で行っていた石油と天然ガスの試掘調査の結果、石油、天然ガスともにほとんど採取できなかったと発表しました。
新潟県の佐渡の南西およそ30キロの沖合は、海底の地層が石油や天然ガスの溜まりやすい構造となっていることが国などの調査で明らかになりました。
このため資源エネルギー庁などは、ことし4月から98億円の国費を投じて水深1130メートルの深海で試掘調査を行い、さまざまなデータを採取しました。
その結果、石油、天然ガスともにほとんど採取できず、商業生産が可能だという判断はできなかったということです。
今後は民間企業が試掘や調査を続けるかどうか検討することにしていますが、この海域での国の試掘は9年前にも失敗しているだけに、民間企業がこれ以上、試掘を続けるのは難しいとみられます。
今回の結果について資源エネルギー庁は、「期待していた結果が得られなかったのは非常に残念だ。しかし、日本固有のエネルギー資源が少ない現状を考えると、今後有望なエリアが出てくればまたチャレンジはしていきたい」と話しています。
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