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TPP 各国は日本に強く妥協要求か7月23日 6時47分
TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉に参加している各国の間では協議が難航している分野で妥協案を探る駆け引きが激しさを増しており、初めて交渉に参加する日本に対しても、「関税の撤廃」などを巡り強く妥協を迫るものとみられます。
TPPの交渉会合は、開始から3年余りがたち、今回で18回目を迎えていますが、「関税の撤廃」や「知的財産」、「環境」などの分野では各国の利害が対立し、協議は難航しています。
交渉参加国は年内の合意を目指すとしており、関係者によりますと、各国の間では妥協案を探ろうと、「関税の撤廃」で相手の主張を一部認める代わりに「知的財産」で自国の主張を一部認めさせようとするなど、駆け引きが激しくなっているということです。
こうしたなか、日本が23日から交渉に参加することで、アメリカなどは、協議が複雑化して交渉全体に遅れが生じないか警戒しており、「関税の撤廃」などを巡り強く妥協を迫るものとみられます。
一方で、アメリカ主導で進められているとされる「知的財産」や「競争」などのルール作りで、世界第3位の経済規模を持ち発言力がある日本と連携して駆け引きを進めることができるのではないかという期待もアジアの国々を中心に出ており、日本の主張に注目が集まっています。
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