内海が復活宣言

　巨人・内海哲也投手（３１）が２２日、３イニング２／３で７安打５失点ＫＯされた１２日の中日戦（ナゴヤドーム）の炎上から復調のきっかけをつかんだと明かした。２年連続日本一へ、後半戦のカギを握るエースが高らかに復活宣言だ。

　「名古屋で打たれて、自分を見つめ直すことができました」と内海。３年ぶりに４回途中で降板した１２日の試合を振り返り、「あれはこたえました…」と語った左腕は球宴休みの間、フォームを徹底的に見直した。

　乱調の原因は６月末に痛めた右足首の影響とみられていた。だが、内海の見方は違った。マウンドに立った時の感触に違和感を感じていた。そこで、昨年の良かった時の静止画像と中日戦での映像を比較。これというものをつかんだという。

　「今までない形のチェックができた」と語る内海は５７球を投げた投球練習でもキレのある球を投げ続けた。「これからは帰ってきた内海です。ウルトラマンみたいな」と意気込む左腕。自信を取り戻したエースが、チームを連覇に導く。　（川越亮太）