山口5人遺体 2遺体に殴られたような痕7月22日 21時12分
山口県周南市で、21日夜から22日にかけて、4つの住宅で5人の遺体が相次いで見つかった事件で、22日見つかった2人の遺体には頭や顔を何度も殴られたような痕があったことが警察への取材で分かりました。
警察は2つの住宅に火をつけた疑いがあるとして、近くに住む63歳の男の自宅を捜索し、行方を捜査しています。
21日午後9時ごろ、山口県周南市金峰で、60メートルほど離れた木造平屋建ての2つの住宅が全焼し、焼け跡から合わせて3人の遺体が見つかりました。
警察は亡くなったのは、それぞれの住宅に住んでいた貞森誠さん(71)と妻の喜代子さん(72)、それに山本ミヤ子さん(79)の3人とみて、確認を急いでいます。
さらに、22日正午ごろ、同じ金峰地区にあり、およそ200メートル離れた別の2つの住宅で、殺害されたとみられる男女2人の遺体が見つかり、警察によってそれぞれの家の河村聡子さん(73)と石村文人さん(80)と確認されました。
警察が遺体を調べたところ、河村さんと石村さんの頭や顔には、鈍器のようなもので何度も強く殴られた痕があったことが警察への取材で分かりました。
警察は、山本さんの住宅の隣に住む63歳の男が、2つの住宅に火をつけた疑いがあるとして、殺人と放火の疑いで男の自宅を捜索しました。
その際に、室内から外に見える形で窓に貼り紙があり、紙には「つけびして煙り喜ぶ田舎者」と書かれていました。
男は現在、行方が分からなくなっていて、警察は貼り紙の内容が放火への関与を示すものとみて、男の行方を捜査するとともに、一連の事件との関連について調べています。
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