米ネットフリックス4~6月:契約者数の伸びが予想下回る
7月22日(ブルームバーグ):米ネットフリックス がインターネットを通じて提供するビデオサービスの国内契約者数は4-6月(第2四半期)に63万人増加したものの、アナリストの予想は下回った。発表後、同社の株価は時間外取引で下落した。
同社が22日にウェブサイトに掲載した資料によると、6月末の国内契約者数は2980万人となった。ブルームバーグがアナリスト8人を対象にまとめた予想平均では2990万人と見込まれていた。
エミー賞にノミネートされた「ハウス・オブ・カード 野望の階段」などネットで配信する独自番組は、新たな視聴者の獲得に向けたネットフリックスの取り組みの重要な要素となっている。同社はコンテンツの年間予算20億ドル(約1990億円)のうち約5%をオリジナル番組に充て、映画やテレビ番組のライブラリー拡充を目指している。
この日発表した4-6月期の純利益は2950万ドル(1株当たり49セント)と、前年同期の616万ドル(同11セント)から約5倍増となった。アナリスト25人の予想 平均は1株当たり40セントだった。売上高は20%増の10億7000万ドルとなり、アナリスト予想と一致した。
決算発表を受けて、ネットフリックスの株価は時間外取引で一時6.1%安の246.09ドル。通常取引終値は1%安の261.96ドルだった。年初来では約3倍に上昇し、S&P500種株価指数の構成銘柄ではパフォーマンスが最も良い。
原題:Netflix Subscriber Gain Falls Short of Analysts’Projections (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:サンフランシスコ Cliff Edwards cedwards28@bloomberg.net
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更新日時: 2013/07/23 06:43 JST