高血圧治療薬・ディオバン、データを改ざん

高血圧治療薬・ディオバン、データを改ざん

最新ニュース

高血圧治療薬・ディオバン、データを改ざん

< 2013年7月12日 11:51 >


 京都府立医科大学の元教授が関わった高血圧治療薬の臨床研究に関する問題で、論文のデータが改ざんされていたことが大学側の調査で分かった。

 この問題は、京都府立医大の松原弘明元教授が関わった論文で改ざんやねつ造が見つかったとされるもので、大学は11日夜、調査結果を発表した。

 製薬会社「ノバルティスファーマ」の高血圧治療薬「ディオバン」の効果を調べた研究について、脳卒中や狭心症のリスクを減らす効果があるようにデータが改ざんされていたという。大学は、「論文の結論は誤りだった」とした。

 一方で、研究に関わった製薬会社の元従業員からは退職を理由に話を聞くことができず、誰が改ざんを行ったかなどは「分からなかった」と結論づけている。

 この論文を広告に扱った「ディオバン」は、去年、1000億円以上を売り上げ、国内の医薬品でトップだったという

注目ワード
高血圧治療薬 論文 松原弘明元教授 製薬会社 京都府立医科大学

※「注目ワード」はシステムによって自動的に抽出されたものです。

【関連記事】
2013.07.13 04:26
医学研究における利益相反
2013.04.11 22:26
元教授の論文不正、京都府立医大が認める
2013.03.08 21:47
秋田大、重症インフル治療に有効な物質発見
2012.10.15 14:49
東大などが森口氏の論文の信ぴょう性調査へ
2012.10.13 08:47
“iPS治療”共同研究者が論文関与を否定

News24トップへ戻る

日テレ24最新ニュース

PR広告

スポンサー広告