日本電機工業会（ＪＥＭＡ）は22日、６月の白物家電の国内出荷額が前年同月比7.6％増の2690億円だったと発表した。６月としては過去10年間で最も多かった。例年よりも６月の平均気温が高かったことや景気回復への期待が追い風になり、ルームエアコンなどの需要が増えた。
４、５月は天候不順だったが、６月から全国的に気温が上昇。出荷額は３カ月ぶりに前年比プラスに転じた。ルームエアコンは前年同月比13.4％増の1285億円、扇風機は同10.2％増の55億円だった。冷蔵庫も省エネ性能が高い大型品を中心に需要が増え、同6.9％増となった。
過去10年間の６月の出荷額では、東日本大震災後の電力不足懸念から省エネ性能が高い製品への買い替えが進んだ2011年の2590億円がこれまで最高だった。
JEMA
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