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脳卒中の予防効果偽装か 京都府立医大の高血圧薬論文

図:「不正なデータ操作」のイメージ拡大「不正なデータ操作」のイメージ

図:高血圧治療薬の研究をめぐる問題の構図拡大高血圧治療薬の研究をめぐる問題の構図

写真:会見で、調査結果を発表する京都府立医科大の(左から)伏木信次副学長、吉川敏一学長、福居顕二病院長=11日午後6時38分、京都市上京区、林敏行撮影拡大会見で、調査結果を発表する京都府立医科大の(左から)伏木信次副学長、吉川敏一学長、福居顕二病院長=11日午後6時38分、京都市上京区、林敏行撮影

 【小宮山亮磨、鍛治信太郎】京都府立医科大は11日、松原弘明元教授(2月に退職)が製薬大手ノバルティスの高血圧治療薬ディオバンの効果を調べた臨床研究の論文について、「データに操作が認められた」とする調査結果を発表した。ほかの薬に比べた脳卒中などを防ぐ効果が、実際より高く見せかけられていた可能性が強まった。

 吉川敏一学長は会見で「申し訳ありませんでした」と頭を下げ、給与を返納することを明らかにした。

 問題の臨床研究は、高血圧の日本人約3千人が対象。ディオバンを飲むと、ほかの高血圧治療薬だけを飲んだ場合に比べて脳卒中や狭心症を防ぐ効果が高いとする論文が2009年、欧州心臓病学会誌に発表された。だが外部からデータに疑義があることを指摘され、同大が今年3月に調査を始めた。

 発表によると、調査委員会が患者のうち223人分のカルテを調査したところ、34人で脳卒中などが起きていないのに発症したとしたり、逆に発症したのに、起きていなかったとしたりする不正操作があった。血圧の数値の追加や修正も223件あった。カルテなどから改めて解析し直すと、ディオバンとほかの薬との間で、効果の差は見られなくなったという。

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