のっぽの雑感
小山高生 が日々感じていること、その想いを不定期に綴っていきます。
2013年07月20日
「風立ちぬ」ならぬ「腹立ちぬ」
「風立ちぬ」ならぬ「腹立ちぬ」
19時すぎに市役所まで参議院議員選挙の期日前投票に行ってきました。
皆さん21日の20時までが投票時間です。忘れずに一票を投じましょう!
夕食後MOVIX昭島でジブリアニメ『風立ちぬ』を鑑賞。
相変わらずの圧倒的な作画力には敬服。
しかし、話は全くの凡作。凡庸そのもの。子ども連れのお客さんには気の毒だった。今回は大人向けの作品で子どもは楽しめません。大人も楽しめませんが。途中、数秒間寝てしまった。
なぜゼロ戦の設計者の堀越二郎の物語に堀 辰雄の「風立ちぬ」をコラボするのか意味が解らない。オマージュだって!? 両者に敬意をこめてという字幕が出たが、堀 辰雄にとっては迷惑な話だろう。勝手にオマージュなどされて。極論すれば、一般に堀と言えば「風立ちぬ」しか作品は思い浮かばないであろう。言わば、唯一の代表作に違いない。それをこんな形でいじられて、気の毒で仕方がない。結果、どっちつかずの木に竹をつないだような中途半端な作品になってしまった。とってつけのような特高騒ぎも興ざめであった。
宮崎 駿氏はいったい観客になにを見せたかったのだろうか?