細野幹事長が辞表提出=民主執行部は継続で調整
時事通信 7月22日(月)23時59分配信
民主党の細野豪志幹事長は22日深夜、自身のツイッターで、参院選惨敗の責任を取って海江田万里代表に辞表を提出したことを明らかにした。海江田氏は現執行部が党再建に結束して取り組むため細野氏に続投を求めているが、細野氏は「辞意は変わらない」と記した。
細野氏はこの中で「今回の参院選で民主党は歴史的敗北を喫した。幹事長は選挙の責任者だ」と強調。東京選挙区で2人の公認候補を一本化しながら議席を得られなかったことに触れ、「私に全ての責任がある」とした。
細野氏は参院選の大勢が判明した21日夜のテレビ番組で、「選挙の全ての責任は幹事長の私にある」と辞任を示唆。しかし、22日夜のNHKの番組では「人事権は代表にある。私個人を超えて代表に考えていただいている」と述べ、代表の続投要請に従う余地も示している。
民主党はこれに先立ち、海江田、細野両氏と輿石東参院議員会長ら執行部が党本部に集まり、今後の党運営について約2時間協議。細野氏を除くメンバーは、現体制を維持して党勢立て直しに当たるべきだとの認識で一致し、細野氏に続投を要請した。出席者の一人は記者団に「こういう時こそ逃げてはいけない」と述べ、細野氏の辞任は必要ないとの認識を示した。
最終更新:7月23日(火)1時13分
- 細野豪志(ほそのごうし)
-
- 所属院 選挙区 政党:
- 衆議院 静岡県5区 民主党
- プロフィール:
- 1971年8月21日生 初当選/2000年 当選回数/5回
- (写真提供:時事通信社)