たしかに上司もビックリであろう文面。ただ、キケンな誤変換は決して他人事ではないのだ
イラスト/沼田健
PC・スマホの文章入力では、思わぬ「誤変換」が起こりがち。特に「予測変換」機能が一般化した今、意表をつく変換に笑ってしまうことも。
しかし、仕事となると笑い話では済まされない。かつて知人がガソリンスタンドのチラシを制作したときの話。「手洗い洗車」が「手荒い洗車」と誤変換されたことに気付かず納品してしまい、「これでは誰も洗車に来ない!」と怒られたとか。そんな困ったミスに備えるべく、『ゆかいな誤変換。』の著者、ヨシナガさんに、ありがち失敗例を聞いてみた。
「上司に『取引先に行きます』とメールした(つもりの)営業マン。なんと、『鳥引き裂きに行きます』と誤変換されており、上司から『何しに行くんだ!』と叱られたなんて話があります」
同じくビジネスシーンの“変換事故”をもうひとつ。人を紹介するメールで、「昔気質の真面目な男性」と送ったつもりが、「昔堅気の真面目な男性」と誤変換!「昔堅気」ってことは「今、ヤクザ」?
さらに誤変換事故は恋愛シーンでも…。
「恋人に『あなたの顔、何回も見たい』と送ったつもりが、『あなたの顔、なんか芋みたい』と。ウソみたいだけど、ホントの話です」
これは失恋必至…。他にはどんなものが?
「ケンカした彼女と仲直りすべく送ったメール。『今日ケンカした君のことばかり考えてしまう』と書いたつもりが、『狂犬化した君のことばかり考えてしまう』と誤変換。ケンカが再燃したのは言うまでもありません」
文脈があっているだけに、これは痛い失敗。この他、以下のような誤変換がありがちとか。
「『委託内容』を『痛くないよう』。『電車なら間に合いそう』を『電車ならマニア移送』。『届け物です』を『トド獣です』。『お取り引きしたいのですが?』を『お取り引き死体のですが?』などはよくある失敗です」
意表をつく誤変換の数々。皆さん、変換事故にはご注意を。
(伊藤裕/GRINGO&Co.)
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