大分 川で孫助けた男性溺れ死亡

7月21日 16時47分

２１日昼前、大分市の川で、溺れそうになった７歳の孫を川に入って助けた６７歳の男性の姿が見えなくなり、その後、消防によって病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。

２１日午前１１時半前、大分市野津原の七瀬川で、近くに住む中島一彦さん（６７）が、溺れそうになった孫の７歳の女の子を岸に寄せて助けたあと、姿が見えなくなったと、家族から消防に通報がありました。
消防が捜索に当たり、中島さんはおよそ３０分後、深さおよそ２メートル５０センチの川底に沈んでいるのが見つかり、大分市内の病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、中島さんは、午前１０時半ごろから自宅近くを流れる川に、家族５人で遊びに来ていて、孫の７歳の女の子が溺れそうになったことから、服を着たまま、川に入ったということです。
現場は、大分市の中心部から南西におよそ１５キロ離れたところで、警察によりますと、川の流れは穏やかだったということです。
警察は詳しい状況を調べています。