カセットテープTDK CDing2に録音
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今回のカセット録音は、TDK CDing2にした。
このテープは、自分は高音質で気に入っている。
このテープに関するもので、こんな動画を発見した。
話によれば、キャリブレーション不能、-1dBで音割れを起こす、日本製より韓国製の方がマシ、とにかくCDing2は全部クソ音質との事。
せっかくこの機会なので、自分の目で耳で確かめてみたい。
ハーフは一面ブルーになっていて、涼しいデザイン。
録音するのは、槇原敬之のSMILINGⅡというベストアルバム。
マッキーは良い曲が多く、よく聴いている。
収録されてる「EACH OTHER」という曲、歌詞に「思い出なんて時間が経つほど本当以上に美しく心に残るから、人は惑わされる」というフレーズがある。
アレ、それって誰の事だ?自分じゃなイカ(;・∀・)
惑わされまくってるなぁ・・・オワタ。
そんな事より、まずはキャリブレーションを取ってみる。
まぁ確かにだいぶ捻るけど、調整出来ない事はない。
録音レベル調整に入る。
このアルバムは重低音が非常に効いていて、ハイポジションでは録音レベルは上げられなそうだと思っていたのだが、このCDing2はMOLもかなり高く、Peak+2dBで録音しても歪まない。
この高レベルで重低音が入るのは非常に優秀と思われる。
外装フィルムに「重低音がキモチよく響く」と書いてあったが、まさにその通り、ハイポジションの弱点である重低音まで鮮やか滑らかに再現出来ている。
確かにMaxell UD2などに比べれば多少音が薄い印象を受けたが、S/Nや音の情報量など総合的に考えると高水準に聞こえた。
AKAI GX-F66Rで再生してみる。
少々華やかになった。音のキレはそのままで、ソースに忠実に再現出来ている。
SONYとは全く違った音、これは音が出た瞬間にビビる。中高音が目立っているように感じる。重低音らしい重低音は落ち着いている。
今度はGX-Z9100EVで再生してみると、これまた仰天(@_@;)
もうコレ同じテープなのかを疑う。
GX-F66Rでは落ち着いてた重低音が活気を取り戻し、押し出てくる。全体的に重心が低音寄りで、しっとりした音質になった。
高域はやはり鋭く出ていて、GX-F66Rより情報量が多いように感じる。キレや毛羽立ちも申し分ないほど出ており、重低音も出ているので、少々中域が引っ込んだ印象。
続いてGX-Z7100EVで再生してみる。
自己録再では全く差が分からなかったGX-Z9100EVとGX-Z7100EVであるが、今回は良く判る。
重低音が少し引っ込んだ。GX-F66R程ではないが、中高域にエネルギーが感じられる。
しかし、ほぼGX-Z9100EVと互角。
今回聞いた中では、GX-Z7100EVの音色が耳に馴染みやすく一番好みかも知れない。
とりあえず、今回の音質には非常に満足している。
このテープを使って悪音質になったとすれば、録音再生デッキの点検をオススメする。
しっかり校正したデッキを使えば、このレベルのテープでも性能をフルに引き出して高音質録音が望めそうだ。
性能を引き出すのはユーザー次第なので、頑張ってもらいたい。 |