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第2次安倍内閣発足後、初の大型国政選挙となる第23回参院選は21日、投開票され、自民党と公明党で63以上の議席獲得が確実な情勢となり、衆参の「ねじれ」が解消されることになった。非改選議席数は自民50、公明9の59で過半数122まで63議席以上が必要だった。昨年12月の政権交代以来、高支持率に支えられる自民の勢いは参院選でも止まらなかった。
安倍政権が長期政権樹立に向け、最後のピースを埋めた。この日、投開票された参院選で自公で過半数、衆参「ねじれ」の解消を確実にした。衆院解散がない限り、選挙は3年後の参院選しかない。政権運営に専念できる「黄金の3年間」を手に入れた。
「決める政治、安定的な政治の上で、経済政策を前に進めていきたい」。安倍首相に笑顔はほとんどなかった。だが、党本部では幹部らが余裕の表情を浮かべた。午後9時半すぎに会場入りした安倍首相は当選のバラをつけ、その横では口元を緩めた石破茂幹事長がパチパチと拍手した。
昨年12月の衆院選での政権交代を実現。安倍政権は初の大型国政選挙となる参院選を見据え、盤石の政権運営を行った。「アベノミクス」で金融緩和、財政出動を打ち出すと株価は上昇。市場は高揚感に包まれた。選挙戦でも演説内容を「アベノミクス」に絞り力説した。政権発足から7か月を経過しても支持率が落ち込むことはなかった。 圧倒的な人気に支えられた小泉純一郎元首相の在任期間は1980日。佐藤栄作、吉田茂両元首相に次ぐ歴代3位の長期政権を築いた。だが、小泉元首相の後を受け継いだ安倍首相は体調不良を理由に366日で政権を放り投げた。続く福田康夫、麻生太郎両元首相も約1年で交代。2009年8月には民主政権が誕生したが鳩山由紀夫、菅直人両元首相も約1年で辞任。続く野田佳彦前首相も482日で命運は尽きた。毎年のように首相が代わる“恒例行事”になった。
参院選に勝利したことで、1000日政権樹立も視野に入った。2014年9月中旬まで政権が続けば在任1000日を達成する。だが、秋の国会では、成長戦略を実行に移し、来年4月に予定する消費税増税の判断をするなどの難題が待ち受ける。「今まで進めてきた政策は間違っていない」。安倍首相は自分に言い聞かせるように、力を込めた。
◆参院の安定多数 参院の全ての常任委員会で与党側が委員長を出した上で、野党と委員数で同数以上を確保できる議席数。現行の参院定数(242)では129議席となる。法的な規定はないが、各委員会で政府提出法案などの否決を防げるため、政権の安定度を示す指標となる
(2013年7月22日06時02分 スポーツ報知)
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