【参院選】民主、大惨敗！細野幹事長「すべての責任は私に」

　民主党は９８年の結党以来の大惨敗となった。１人区は、擁立した全選挙区で敗北。「１人区当選ゼロ」は、１２年ぶりだ。東京都内の党本部開票センターには当選者の名前を貼り出すボードが設置されたが、午後１１時を過ぎても真っ白なまま。昨年の衆院選大敗と野党転落を受け、今回の参院選を「信頼回復の第一歩」と位置づけて選挙戦に臨んだが、有権者の支持を全く得られなかった。

　開票センターに姿を見せた細野豪志幹事長（４１）は「厳しいが結果を受け止めたい。国民の信任を受けた与党は、しっかり結果を出してほしい」と硬い表情。責任を問われると「全て幹事長の私にある」と明言した。一方、「一言で言うと政権運営が稚拙だった。期待が失望に変わった」と力なくつぶやいた海江田万里代表（６４）は「信頼回復への道半ば。努力を続けたい」と代表続投に意欲を示した。

　選挙後は態勢立て直しに加え、衆参両院のねじれ解消を踏まえ、いかに野党共闘を構築して与党に対抗するかが課題。野党第１党として主導権を示せなければ、党勢を回復できないまま、分裂を含めた展開もありうる。

（2013年7月22日06時02分  スポーツ報知）

Tweet