寝起きにコーヒーを飲む人は多いと思います。しかし、コーヒーの刺激で無理矢理に覚醒させるのが習慣になってしまうと後々かなり困ることになるのをご存知でしょうか?
コーヒーに含まれるカフェインを摂ると興奮・覚醒するのは副腎のホルモン“コルチゾール”と“アドレナリン”が分泌されるからです。しかし、このホルモンをどんどん分泌させてしまうと、体を疲れさせてしまうことになります。そこにまたコーヒーで刺激を繰り返すと、体は疲れる一方です。
今回は、そんな悪循環にならないようコーヒーの作用をまとめてみました。
■コルチゾールが高すぎると危険がいっぱい
(1)疲れる
コルチゾールは、体内の様々な部位を刺激することで、過剰にエネルギーを使ってしまう作用があります。
(2)免疫力が落ちる
コルチゾールが高い状態がつづくと、DHEAというホルモンが抑制されます。DHEAは免疫と深く関わっており、強い抗酸化作用もあります。
(3)性ホルモンが不足する
DHEAは、性ホルモンの材料にもなるため、不足することでその影響を受けてきます。例えば、男性ホルモンが作られにくくなると、それに伴い筋肉増殖作用が低下し、脂肪がつきやすくなったり、精力減退の恐れも。また、女性ホルモンの影響から見ると、骨粗しょう症など更年期障害との関係が深い成分です。
■コーヒーを飲まないと目覚めない人の特徴
コルチゾールとは、以前に『美レンジャー』記事「簡単にできる!知っておくべき効果的な“二度寝”のコツ」でもあったように、寝起きに分泌量がとても高くなります。正しい睡眠がとれていれば、自然とコルチゾールは朝に分泌濃度が高いので、目覚めるはず。
目覚めのコーヒーが日課の人は、その前にすっきり起きられない原因が睡眠時間にないか見直してみるといいかもしれません。
また、コルチゾールと関係の深いDHEAは年齢とともに減ってくるので、とくに加齢とともにコーヒーの量も見直すようにしましょう。
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(著:清崎汐里)