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復興加速へ「被災者目線で」ねじれ解消へ期待と注文

第23回参院選

投票所に向かう前川美子さん
投票所に向かう前川美子さん
Photo By 共同 

 東日本大震災後、2回目の本格的な国政選挙となった参院選。与党勝利で「ねじれ国会」が解消されることになり、被災地の有権者からは復興加速への期待の一方、「経済も重要だが、命を大事にする政治に」「被災者目線で予算チェックを」と注文を付ける声が上がった。

 岩手県釜石市の仮設住宅で暮らす会社員前川美子さん(40)は、市立小学校の仮設の体育館に設けられた投票所へ足を運んだ。これまで「どの党に入れても変わらない」と、国政選挙で投票したことはなかったが、少しずつ考えが変わってきたという。

 夫と離婚して大学生、高校生、中学生の息子3人を1人で育ててきた。震災発生時、次男(15)と三男(13)は沿岸の学校にいたが避難し、かろうじて津波から逃れた。

 「津波で命の大切さをあらためて感じた」という前川さんは今回、改憲や原発再稼働についての主張を基に投票先を選んだ。「経済も重要だけど、命を大事にする政治をしてほしい」と訴えた。

 「どの候補者も復興のスピードアップを口にしたが、与党じゃないと何もできない」と話すのは震災で妻と母を亡くし、宮城県気仙沼市で一人暮らしの60代無職男性。

 「ねじれも解消し、いろんな施策がやりやすくなるだろう」と期待するが、復興の中身が重要だと指摘。「どこまで被災者目線で予算が使われているのか。自民なり役所なりがチェック機能を果たしてほしい」と付け加えた。

[ 2013年7月22日 06:00 ]

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