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【プロ野球】

大谷「MVP賞金を復興支援に」 きょういわきで第3戦

2013年7月22日 紙面から

 マツダオールスターゲーム2013は22日に、東日本大震災の復興支援試合として福島県いわき市のいわきグリーンスタジアムで第3戦を開催する。全パは木佐貫(日本ハム)、全セは能見(阪神)が先発する。21日は公式練習などは行わず、各選手は静養した。日本野球機構(NPB)は震災が起きた2011年から第3戦を被災地で開催してきた。今回が球宴での復興支援試合としては最後となる。

 日本ハム・大谷翔平投手(19)が21日、東京都内のホテルで取材に応じ、地元・東北で行われる第3戦への意気込みを語った。

 岩手県奥州市水沢に実家があり、花巻東高に通っていただけに、東北を盛り上げたい気持ちは常々持ち続けている。「いわきには子どもたちも招待されているし、喜んでもらえるようなプレーをしたい」と大谷。第3戦にはことしも球児4000人が招待される。「僕たちが頑張っている姿を見て、野球を始める子が出たり、プロ野球を目指したいと思ってもらえればうれしい。(福島出身の日本ハム)矢貫さんとか、地元出身選手と一緒に頑張っていければ」と、プレーで元気を届けるつもりだ。

 さらに日本ハムのチームリーダーで尊敬する稲葉が、一昨年に宮城で行われた球宴でMVPを獲得した時、賞金300万円の全額を宮城のスポーツ少年団に寄付した話を聞くと「僕も取れたら考えたい。まずは賞を取れるよう頑張りたい」。被災地への寄付を、一つのモチベーションにするプランも明かした。

 ここまで2戦とも出場し、第1戦は投打二刀流、第2戦では1番打者としてフル出場。登板翌日の試合でスタメンから最後まで出続けたのは、プロ入り後初めてだが「シーズン中とは雰囲気も違ってて楽しい」と、疲れも感じていない様子だった。 (竹村和佳子)

 

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