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【サッカー】

安藤 手本は岡崎

2013年7月22日 紙面から

 サッカーの東アジア・カップで初戦の中国戦に快勝したなでしこジャパンは一夜明けた21日、ソウル郊外で控え選手を中心にしたミニゲームやシュート練習で、約1時間半にわたって汗を流した。中国戦で代表では3年ぶりの得点を挙げたMF安藤梢(31)=フランクフルト=は、男子日本代表の岡崎慎司(27)=マインツ=を手本に、ゴールを量産する右MFを目指していることを明かした。

 安藤がもぎ取った待望のゴールの裏には岡崎の存在があった。中国戦で決めた代表通算18点目は、2010年5月30日のアジア杯・中国戦以来。約3年ぶりにネットを揺らし、「気持ちが強くて自然と振り切れた。(得点を取れていないことは)気にしないようにしてたけど、吹っ切れましたね」と白い歯を見せた。

 長らくゴールから遠ざかっていたため、渡韓後にスタッフから“参考書”として、日本代表で得点を量産する岡崎の映像を渡された。同じ右MFの位置からゴール前に飛び出す動きを繰り返し見て、頭に刷り込んだ。「常に足を止めないで、先手を取っていた」。オフ・ザ・ボールの動きは研究してきたが、最高の手本だった。「いいイメージが持てた」とスッキリした表情だった。

 佐々木則夫監督が「走り方が気になった。けがをしそうな空気があった」と、中国戦は前半36分で交代した。しかし、この日の練習で元気な姿を見せ、指揮官は「疲労もなく大丈夫でしたね。これからもっとやってくれるでしょう」と期待した。安藤は「自分は汗かきだから、しんどいと思われたのかも…」と苦笑い。そして、「本当に大丈夫。点も取ったし次につなげたい」と言った。

 25日には強豪の北朝鮮戦が控える。チーム最年長となる31歳は「一番上ってキャラではないですけど」と笑うと、「2戦連発? もちろん北朝鮮戦でも狙います」と力強く語った。 (占部哲也)

 

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