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【サッカー】

急造DFライン混乱

2013年7月22日 紙面から

◇東アジア杯 日本3−3中国

 0−1で迎えた前半33分、左CKからの展開で栗原がヘディングで同点ゴールを奪った。だが、その表情はさえなかった。試合開始わずか5分、自らのクリアミスを拾われた栗原は、ペナルティーエリア内に進入してきた相手選手を慌てて倒してPKを献上。それを決められ、先制点を許してしまったからだ。

 現在の代表で不動のセンターバックである今野、吉田に対し、森重は「2人を脅かす存在になるためにここに来た」と語っていた。まずは「失点しないこと」と臨んでいたが、立ち上がりから不安定さが目についた。蒸し暑い、最悪な環境での一戦。急造DFラインは試合を通して安定することはなかった。

 後半に一時は2点をリードしたが、体力と集中力を徐々に奪われた。後半36分に2度目のPKを決められ、同42分にも、負傷で一時ピッチを出た栗原が戻った直後に決められた。1得点も2失点に絡み、栗原は「自分が悪い。勝てた試合を引き分けにしてしまった。(1失点目のPKは)立ち上がりで足が動いていなかった。俺個人の問題でやられた」と悔やんだ。アピールを期して国際マッチのピッチに立った森重にとっても、苦いデビュー戦となった。

 

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