理系のハナシは難しいと思っていませんか。実は中学レベルの約束事を覚えさえすれば、内容の多くを理解できるのです。本書は音や光、電気、力といった中学物理を、基礎のキソからやさしく解説したもの。会社で理系の知識が必要とされているなら、本書でやりなおしてみませんか?
現代を生きるために必要な科学的基礎知識が身につく
『大人のやりなおし中学物理』
著者:左巻健男(さまきたけお)
定価:952円(税込み) 色数:2色
ジャンル:物理 刊行:2008年1月 ISBN:978-4-7973-4282-6
<著者プロフィール>
左巻健男(さまきたけお)
1949年生まれ。千葉大学卒業、東京学芸大学大学院修士課程修了(物理化学・科学教育)。公立中学校や東京大学教育学部附属中・高等学校の教諭を26年間務めたのち、京都工芸繊維大学アドミッションセンター教授などを経て同志社女子大学現代社会学部現代こども学科教授。専門は理科教育、科学リテラシーの育成。新理科教育フォーラム(新理科教育MLを運営)代表。中学理科・高校理科教科書編集委員(東京書籍)。理科好きの大人のための理科を遊ぶ月刊RikaTan(理科の探検)誌編集長。科学技術振興機構・科学コミュニケーション推進会議委員。著書は、『水はなんにも知らないよ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン )、『新しい科学の教科書』(執筆代表 文一総合出版)など多数。
>>著書/監修書一覧
<目次>
第1章 光と音
物体が見えるとは?
光は直進する
光は、ある角度で当たると同じ角度ではねかえる
光は物質の境界面で反射・屈折する
凸レンズは光の屈折を利用
凸レンズの像は、作図で考える
紫外線と赤外線
物体の振動
音は物体の振動
音が伝わるものと、伝わる速さ
第2章 力入門と圧力
力とは?
上下の下とは、地球の中心への方向
力の基本的性質「作用と反作用」
ばねののびは力に比例する
質量と重量
力は矢印で表す
物体が受けている力の見つけ方
圧力は、面積1m2あたりにかかる力
水の深さと圧力
音が伝わるものと伝わる速さ
第3章 温度と熱
温度
温度とものの体積変化
熱
熱量
温度の違う水の混合問題の解き方
物質によるあたたまりやすさの違い
第4章 電流回路
静電気
電流と電圧
導体(金属)中には自由電子がぞろぞろ
電流と電圧
直列回路と並列回路
回路を流れる電流の大きさ
回路の電圧
電圧大なら電流大 電圧小なら電流小
電流の流れにくさ「抵抗」
第5章 電流のはたらき
電流による発熱
電気料金のもと「電力量」
磁石の周りの磁界
電流がつくる磁界
磁界の中で電流は力を受ける
コイルの周りの磁界が変化して電流が流れる
第6章 力と運動
力の加え合わせ「力の合成」
1つの力を2つの力に分ける「力の分解」
2力のつり合い
3力のつり合い
水中の物体は浮力を受ける
速さには2種類ある「平均の速さと瞬間の速さ」
物体に力がはたらき続けると
慣性の法則と等速直線運動
第7章 仕事とエネルギー
理科でいう仕事とは?
道具を使っても仕事の大きさは同じ「仕事の原理」
仕事の能率「仕事率」
エネルギー
位置エネルギーと運動エネルギー
力学的エネルギーの保存
エネルギー保存の法則
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