中部7県で販売される「黒部のそのまま天然水」=黒部市役所で
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22日から
北陸新幹線開業を記念し、黒部川扇状地の伏流水を使ったペットボトル「黒部のそのまま天然水」(五百ミリリットル)が二十二日から、コンビニエンスストア「ローソン」の富山など中部七県の約千二百店舗で販売される。黒部市も新幹線車両のロゴをあしらったペットボトルの首に掛けるラベルを用意して支援する。
全国名水百選の湧き水を加熱処理せず、フィルターでろ過して、そのまま詰めたミネラルウオーター。総販売元は黒部市で地域活性化に取り組むNPO法人黒部まちづくり協議会で、同市荻生のミネラルウオーター製造会社「黒部名水」に製造を依頼。一月に百十円で発売して以降、中部ローソン支社と店舗での販売を話し合ってきた。
本体のラベルは透明感のある青で、雨と雪をイメージした滴の形が描かれている。商品名「黒部のそのまま天然水」や「日本の名水百選」、「2015年春 北陸新幹線開業」と印字され、JR西日本の協力で新幹線のイラスト入り。市が助成する開業記念のロゴマーク「まっすぐ。黒部。」入りの首掛けラベルが付いたボトルは一本百五円。
協議会の三井適夫会長は「地下二百メートルからくみ上げた伏流水をマイクロフィルターでろ過した超軟水のまろやかな味」とPRした。一カ月の販売目標は十万本。
堀内康男市長は「多くの人に名水の里黒部を知ってもらう良い機会。新幹線開業PRとの相乗効果も期待できる」と歓迎した。 (高橋恒夫)
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