利根川水系のダム貯水量の減少を受けて十九日、来週中にも10%の取水制限の検討を行うことが渇水対策連絡協議会の幹事会で確認されたが、県内では「10%程度ではほとんど影響はない」(土地・水対策室)ものの、農作業の一部に影響が出る可能性もあるという。
同水系から県内で独自に取水しているのは高崎市など六市で、企業局関係や農業用水を含めると、ほぼ県内全域が対象。
県内では今月上旬に田植えが終わっているが、水量が必要な「中干し」という稲の活力をつける作業が終わっていない地域では、影響が懸念されるという。(池田一成)