ＷＢＡ世界バンタム級タイトルマッチ（２３日、東京ビッグサイト）の調印式が２１日、都内で行われ、７度目の防衛戦を迎える同級王者の亀田興毅（２６＝亀田）、初の世界戦となる同級３位ジョン・マーク・アポリナリオ（２３＝フィリピン）が顔を揃えた。

　サングラス姿で現れた興毅は「最高に仕上がった。防衛回数は気にせず、目の前の試合を一つずつクリアして、早く４階級制覇に行きたい」。目前に迫った一戦を通り越し、早くもその先の野望を口にした。

　試合前の国歌独唱を土屋アンナ（２９）が行うことも発表され「試合以外でも盛り上がると思うけど、最後は結果を出して締めたい」。８月に三男和毅（２２）、９月に次男大毅（２４）が世界挑戦。三兄弟世界王者へ、まずは長兄の興毅が勢いをつける。