第一話 バルトゥーの屋敷 1
ティー「バルトゥーの屋敷ですか?」
GM「そう。るるぶ1に乗ってるサンプルシナリオなんだけど、色々と調整が効いてるから遊びやすいんだよね」
アル「サンプルシナリオで俺らが満足出来るとお思いですか?」
GM「まあまあ。とりあえずやってみるべよ」
シノビマル(GM)「そこで『魔法生物大全』という本があるらしいのでそれを持ち帰ってきてほしいのでござる」
アル「ちょっと待って下さい」
シノビマル(GM)「なんでござるか?」
アル「まだパーティー組むって言ってないです」
GM「え!?」
サイク「え!?」
ティー「え!?」
アル「普通いきなりパーティー組めって言われたら怪しむでしょ」
GM「むむむ……」
アル「というわけで真偽判定したいです」
GM「確かに言い分は合ってるからなぁ……じゃあどうぞ」
アル:真偽判定
冒険者レベル(2)+知力ボーナス(2)+2d(二つサイコロをふる)
達成値:2+2+4=8
GM「抵抗しないよ。よってシノビマルへの真偽判定は成功。シノビマルは嘘も言ってないし、さらにこの依頼は冒険者の店のレベル底上げのためにしていることも見抜いたよ」
サイク「シノビマルさんいい人だ」
シノビマル(GM)「まさかいきなり真偽判定されるとは思ってなかったでござる(一同笑)。でもいいんでござるか?お主にレンジャー技能を教えた者は拙者の友人でござるよ?ん?」
サイク「どういうことですか?」
ここでGMアルのキャラシートの技能欄とドワーフの初期経験値を指す。
サイク「あれ?500点多い?」
アル「よーしみんなバルトゥーの屋敷行こうか」
サイク「あの、まだ話は」
アル「行こうか?」
サイク「ア、ハイ」
GM「じゃあ半日かけてバルトゥーの屋敷まで着きました。ちなみにここまではシノビマルさんがついて来てくれているので迷ったりはしていませんよ」
サイク「(チラッとアルを見ながら)シノビマルさんいい人だなー」
アル「サイクなにか言いたげだな(笑)」
シノビマル(GM)「ここがバルトゥーの屋敷でござるよ。……む、おかしいでござるね。ちゃんとトビラは閉めて出てきたはずなのでござるが」
ティー「誰かが入ったってことですか?」
アル「露骨なフラグですね。わかります」
シノビマル(GM)「ま、きっと閉め忘れでござるな。じゃあ屋敷の簡単な見取り図を渡しておくでござるから後は3人で行って来るでござる」
ティー「シノビマルさんは一緒に行かないんですか?」
シノビマル(GM)「すまぬ。拙者はこれから村で説明会を開かねばならぬ。サラバ!」
GM「ここでシノビマルはマギスフィア(中)をだして閃光を出しました。行使判定値は17です(ニコリ)」
アル「抵抗出来るわけない」
ティー「これって精神抵抗値ですよね?」
GM「そうだよ。主に魔法のダメージ軽減とかに使うやつね」
サイク「じゃあ振りますよ」
アル:精神抵抗
精神力ボーナス+冒険者レベル+2d
4+2+8=14<17 抵抗失敗
サイク:精神抵抗
3+2+9=14<17 抵抗失敗
ティー:精神抵抗
3+2+3=8<17 抵抗失敗
GM「というわけで全員1ラウンド盲目状態になります」
サイク「ちなみに抵抗に成功してたらどうなってたんですか?」
GM「今度は煙幕でしたね(笑)」
アル「流石忍者」
サイク「じゃあ早速シノビマルさんにもらった地図をたよりに中に入ります」
GM「じゃあ地図の通り中には落ちたシャンデリアと石像が2体置いてあるよ」
アル「石像ですか?怪しいんでライフォス神官の特殊神聖魔法の『サーチ・バルバロス』します」
神官にはそれぞれ信仰する神によって色々変わってくるものがありそれが特殊神聖魔法と呼ばれるものだ。この『サーチ・バルバロス』は術者から半径30メートル以内の『蛮族』を察知する魔法である。場所や数まではわからないがなかなか使える魔法だ。しかし今回アルが使用する目的は石像が『蛮族』であるかどうかである。実は石像に擬態するモンスターはいるのだが分類が『魔法生物』なので効果はないのであるが……。
GM「べつにいいけ……あ」
アル「どうかしました?」
GM「いや、なんでもない。それじゃあ行使判定どうぞ」
アル:行使判定(MP30→27)
プリーストレベル+知力ボーナス+2d
4+2+6=12
アル「ピンゾロじゃないんで成功ですね」
GM「あー、じゃあ半径30メートル以内に『蛮族』がいることがわかりましたね」
サイク「じゃああの石像に気をつけて進めばいいんですね?」
アル「だな」
ティー「あ、じゃあ私今のうちに『フェアリーウィッシュ』かけておいていいですか?」
GM「どうぞ」
ティー:行使判定(MP24→23)
3+2+9=14
ティー「これで私の行為判定の達成値が+1されました!」
アル「それじゃあ石像に気をつけながら廊下に進みます」
GM「OK。廊下に行くと左右に階段がある。右が下に降りる階段で左が登る階段なんだけど、その登りの階段からどたどたと複数の蛮族が降りてきました」
アル「え!?」
サイク「敵はあの石像じゃないんですか!?」
GM「えーと。多分石像でガーゴイルかなんかを想像したと思うんだけど、S.Wだとガーゴイルって『魔法生物』なんだよね。だからアルの『サーチ・バルバロス』じゃ反応しないんだけど……」
ティー「『サーチ・バルバロス』で2階の『蛮族』が反応してそれに気づいた『蛮族』が下に降りてきたってわけですか?」
GM「そうです。本当だったら足跡追跡判定とかして蛮族に注意してもらうはずだったのにまさかの展開だよ」
アル「あの、すいません(苦笑)」
GM「ま、そんなことはさておきせんとうじゃー!さっさと魔物知識判定せい!」
サイク「セージ技能の出番ですね!」
サイク:魔物知識判定
セージ技能+知力ボーナス+2d
1+3+6=10
GM「ボガード1体とゴブリン2体だとわかったよ。ちなみにゴブリンは弱点も見抜いたよ」
ここでボガードとゴブリンのデータを見せる。
ゴブリン(Lv2) 打撃点:2d+2 命中力:3(10)
防護点:2 回避力3(10) HP16
ボガード(Lv3) 打撃点:2d+5 命中力:4(11)
防護点:3 回避力4(11) HP21
連続攻撃
GM「次は先制判定だね。ティーの出番だ」
ティー「はい!」
ティー:先制判定
スカウト技能+俊敏度ボーナス+2d
1+3+8=12>11(ボガードの先制値)
GM「よし、それじゃあ初陣だ!」
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