JR東日本、旧万世橋駅を公開 赤れんが、明治のまま
明治時代に造られた万世橋駅(東京都千代田区)の遺構を活用した商業施設が秋に開業するのを前に、JR東日本は19日、赤れんが造りの当時の姿を報道各社に公開した。
旧万世橋駅は1912(明治45)年、国鉄中央線のターミナル駅として開業した。東京駅の赤れんがと同じ辰野金吾が設計、23年の関東大震災で被災したが一部は残った。その後、中央線神田―御茶ノ水の中間駅として利用されたが、乗降客数の減少で43年に廃止。駅舎の基礎を利用し建てられた交通博物館も2006年に閉館した。
この日は、旧万世橋駅プラットホーム中央付近につながる階段を、約70年ぶりに公開した。