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【格闘技】

鷹木が王座返り咲き CIMA時代に終止符

2013年7月22日 紙面から

CIMAをラリアットで吹っ飛ばす鷹木信悟(右)=神戸ワールド記念ホールで(大西洋和撮影)

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◇ドラゴンゲート 

 ▽オープン・ザ・ドリームゲート選手権▽21日▽神戸ワールド記念ホール▽観衆9600人(超満員札止め)

 鷹木信悟(30)がCIMA(35)を破り、ドラゴンゲート最高峰であるオープン・ザ・ドリームゲート王座の第15代王者に返り咲いた。一昨年12月に王者になって以来、連続15回防衛に成功して絶対王者といわれたCIMAは、ついにベルトを手放した。

 ドラゲーの政権が劇的に変わった。1年半以上続いたCIMA時代に終止符を打ったのは、ドラゲーきっての武骨なパワーファイター、鷹木だった。

 30分以上にわたる死闘は、館内のエアコンもほとんど効かない熱気を生み出した。鷹木が反則のパンチを繰り出すと、CIMAは「もっとこい!」と応じた。逆にCIMAが得意のメテオラ(両膝式ニードロップ)を仕掛けても、鷹木は驚異的な精神力ではね返す。リング上ではいつ終わるか分からない、命のやりとりが繰り広げられた。

 この日4発目のメテオラをカウント2ではね返したとき、鷹木は勝利を確信したのか、ニヤリと笑った。そして、自らロープに飛んでラリアット。さらに、相手を肩に担ぎ上げてから真っ逆さまに落とすオリジナルのパイルドライバー、ラスト・ファルコンリーで決着。大観衆は立ち上がって鷹木の偉業をたたえた。

 鷹木は2008年7月、当時も王者だったCIMAの負傷・王座返上による決定戦で初めて王者になった。「CIMAに直接勝つまでは」とベルトを腰に巻かなかったが、3度防衛しただけで4カ月後に王座転落。今回、念願かなってCIMAに勝ち、初めて腰にベルトを巻いた。「ついに取った。新時代の扉が、ついに開いた」と、目に涙をためた。

 だが、すぐにB×BハルクやYAMATO、吉野正人、土井成樹が挑戦を表明した。ドラゲーは鷹木を軸に、新世代による新たな展開に突入した。 (大西洋和)

 

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