参院選:「脱原発」訴え山本太郎氏が初当選…東京選挙区
毎日新聞 2013年07月21日 23時34分(最終更新 07月22日 05時53分)
「脱原発」を前面に打ち出した無所属の俳優、山本太郎氏(38)が東京選挙区(改選数5)で初当選を果たした。1000人超のボランティアに支えられた「市民選挙」で、自民現職の武見敬三氏(61)を上回る票を集め、「まずは脱被ばく。先頭に立って活動したい」と決意を述べた。
2度目の国政挑戦。当選確実が伝わると、事務所に「太郎」コールが響いた。支援者と抱き合って喜んだが、「うかれるわけにはいかない」とバンザイはしなかった。
インターネットを積極的に活用。「過激すぎる」と一部から反発も受けたが、聴衆に演説風景などの拡散を呼びかけ、支持を広げた。「これからがいばらの道。『バカが一生懸命やっているな』と感じてくれる人と、うねりを作っていきたい」と語った。【神足俊輔】