鶏卵の卸値が上昇している。指標となるJA全農たまごのMサイズの加重平均価格は19日、東京で前日比5円(3%)高い1キロ158円。値上がりするのは約3カ月ぶり。大阪でも5円高い163円となった。大玉のLサイズも東京、大阪で前日比5円上がった。
今年は梅雨明けが早く、暑さで食欲が落ちた親鶏が産む卵が小玉になる傾向が続いている。暑さのため大玉に加え、Mサイズにも不足感が出てきた。Lサイズの値上がり幅は7月に入ってから15円になる。
5月半ばから生産者団体が取り組んでいた供給削減策の影響も出ている。新たに鶏を入れ替える期間を通常の20日前後から60日以上に延ばした場合に国から補助金が支給される。対象は500万羽前後に達したもようで、需給の引き締め要因になっている。今年2月時点の国内の成鶏(約1億3千万羽)の約4%にあたる。
店頭では現在10個150円以下の特売も多いが、卸値の上昇を受けて安売りが減少するとの見方もある。ただ鶏卵は小売店にとっては集客の目玉の一つ。「卸値の上げ幅はまだ小幅で1パックあたりの影響は小さい。産卵数そのものは大きく減っていないため小玉での特売が続く」(卸会社)との指摘が多い。
鶏卵
| 日経平均(円) | 14,589.91 | -218.59 | 19日 大引 |
|---|---|---|---|
| NYダウ(ドル) | 15,543.74 | -4.80 | 19日 16:33 |
| 英FTSE100 | 6,630.67 | -3.69 | 19日 16:35 |
| ドル/円 | 100.43 - .48 | +0.09円安 | 20日 5:49 |
| ユーロ/円 | 131.96 - .02 | +0.25円安 | 20日 5:49 |
| 長期金利(%) | 0.805 | +0.005 | 19日 15:31 |
| NY原油(ドル) | 108.05 | +0.01 | 19日 終値 |
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